キーワードリストをつくってコンテンツを管理しよう

Webコンテンツの管理は攻略キーワード別にリストを作れば簡単ですサムネイル

ブログで集客できていますか?

もし、集客できていないとしたら、攻略キーワードのリストがないのではありませんか?

また、コンテンツを管理するリストもないのではありませんか?

なぜわかるのか?

私も当時は持っていませんでした。そして、集客も大してできていませんでした。
お恥ずかしい話なのですが、サイトを作る際に「なんとなく」作ってしまったからです。

ウェブサイト制作や制作進行ディレクションから、SEOや分析・改善などの企業向けの運用サポートを事業の中心にすることに決めて、「まずは自分のサイトで実績をつくろう」と本格的に取り組んだときに自分のコンテンツ群と攻略キーワードを見直しました。

「これはひどい」と自覚できたのです。

本記事は

  • 真剣にSEO対策に取り組みたい
  • きちんとコンテンツを評価したい
  • Webコンテンツを効率的に管理したい
  • アクセス数を増やしたい
  • コンテンツの作成を合理化したい

ような方に役に立つ記事です。

ひとつでも当てはまったなら、ぜひ目を通してみてください。

また、もし問い合わせを増やしたいんだよ!という方は下記記事が参考になるかと思います。

目次

攻略キーワードとは?

あなたのサイトに来て欲しいお客さんが検索しそうなキーワードのことです。日本では毎月10億回検索されています。その中で、あなたの仕事に関係があるキーワードはどのくらいあるでしょうか。

たとえば、私の仕事に関係がある「デジタルマーケティング」や「SEO」だと月にこれだけ検索されています。

検索ボリューム
デジタルマーケティングは月間12,100回、seoは月間49,500回検索されている。

あなたの提供している商品やサービスは月に何回検索されているでしょうか。実はものすごく検索されているかもしれませんよ。

キーワードを攻略するには、コンテンツをつくります。「攻略」というのはキーワードを検索した検索結果画面で1位(最低でも1ページ目)に表示されることです。

キーワードを攻略するとどんないいことがあるの?

あなたの商品・サービスに興味を持った人がホームページに来てくれるようになります。

順位とCTRの関係
seoクラリティが発表した順位とクリック率の関係を元に作成。

1位と10位だと10倍違います。大したことないなーと思いました?もし「SEO」(月間検索回数49,500回)を攻略したとしたら、SEOに興味を持った人が毎月6,900人がホームページに来てくれるんですよ。

1クリックあたりの単価が100円だったとしても、毎月690,000円、年間で8,280,000円の広告費が削減できます。

「最低でも1ページ目」と書いたのは、大抵のユーザーは2ページ目までいかないからです。

コンテンツを管理するリストとは?

キーワードを攻略するにはコンテンツがいります。

「あればあるほどいい」と思うかもしれませんが、ひとつのキーワードにつきコンテンツはひとつが原則です。似たようなコンテンツがたくさんあっても、ユーザーにとっては邪魔なだけだからです。

でも、長年ブログをやっていると気づかない内に被ってしまうことがあります。

だから、攻略キーワードを管理するリストが必要になります。

ブログによって色々な呼び方があります。キーワードリスト、SEO対策リスト、コンテンツ管理リストなどなど。
すべて同じ意味ですが、本記事内はキーワードリストで統一します。

キーワードリストを作るメリット

  • SEO対策がやりやすい
  • コンテンツ作成の効率アップ
  • コンテンツの質を担保できる

キーワードリストを作るまでは五里霧中、暗中模索。
作ってからは一目瞭然というくらい違います。

コンテンツを作る目的がはっきりしているので、ブレることなく次から次へこなせますし、作るスピードは速くなるのにコンテンツの質は上がります。

攻略キーワードのリストが現在地と目的地がマッピングされた地図、ライバルのコンテンツは超えるべき壁、自分が作成するコンテンツは壁を超えるための道具、壁を越えたか、そして目標へ近づいているかなどの成果を確認するレーダーが順位チェックツールです。

キーワードリストを作るデメリット

既存コンテンツの分類に手間がかかる

ですね。場合によっては「かぶってるー」となるので、消したり混ぜたりすることもあります。

サイトを作る前、または作って間もないタイミングなら幸運です。
なんとなくコンテンツマーケティングを始めるのではなく、しっかりとしたコンテンツ管理リストを作ってから始めてください。

キーワードリストの作成は、既存コンテンツの量に比例して手間が増えます。
コトウリは100記事を超えてから着手したので、仕分け作業だけでも、非常に手がかかりました。

とは言え、成果が出ないゴミ記事を抱えていてもゴミ屋敷ならぬゴミサイトになってしまうので頑張りました。

「デジタル」だったとしても、整理整頓は大事ってことです。

キーワードリスト作成の6ステップ

では、さっそくキーワードリストを作っていきましょう。

キーワードリストの作成手順は下記です。

  1. 攻略キーワードのリストを作る
  2. キーワードを検索意図別に仕分けする
  3. 既存コンテンツのリストを作る
  4. 対応済みのキーワードを抽出する
  5. キーワードリストへ入力する
  6. 対策していないキーワードへ対応するコンテンツを作成する

順番に見ていきましょう。

当サイトのひどかったポイントはたたんでます。
ご興味のある方は読んでみてください。

1.攻略キーワードのリストを作る

今のお客さんや未来のお客さんが知りたいこと、困っていることを「どういうキーワードで調べるか?」と考えて、リストに追加していきます。

タネになるキーワードを増やすなら、社内でブレーンストーミングしてもいいですし、営業やカスタマーサービスなど顧客との接点がある部署に「お客さんから受ける質問ってどんなことがある?」と尋ねてみましょう。

タネができたら、バリエーションを増やすためにツールを使います。

よく使うツールはGoogle、Google広告のキーワードプランナーラッコキーワードです。

Google

「コンテンツマーケティング」で検索すると、下に「関連性の高い検索」が表示されています。これはGoogleサジェストと呼ばれるもので、一緒に検索されることが多いキーワードを教えてくれます。

Googleのサジェストを確認する
関連性の高い検索に着目する

コンテンツマーケティングを調べているのは、新人マーケティング担当やこれからマーケティングを始めようとしている人が調べてそうですよね。

Google広告キーワードプランナー

タネになるキーワードを入力すると、Googleサジェストよりも更に詳しく教えてくれます。

キーワードプランナーで候補を増やす
Googleキーワードプランナーで候補を表示した画像。コンテンツマーケティングに興味がある人が検索する候補が確認できます。

キーワードプランナーだと、複合キーワードに加えて、どのくらいライバルが強いのか(競合性)や、リスティング広告を出稿した時のクリック単価を調べることができます。「コンテンツマーケティング 会社」だと1クリック500円~1,400円だそうな…激戦区ですね。

また、Google広告は広告を出していると、月間検索ボリュームの細かい数字を教えてくれます。課金していないと10~100、100~1000、1000~1万などのざっくりした数字ですが

Google広告の課金バージョンの画面

課金すると10単位で月間の検索ボリュームがわかります。調査回数に制限などもありません。広告費も1,000円程度払えば切り替わるので、使ってみてもいいと思います。もちろん、他の有料ツールでも代用可能なので、無理に使う必要はありません。

ラッコキーワード

最近有料プランにしたので、こればっかり使っています。結構いい感じに使えます。

ラッコキーワード
旧名googdkeywords

ラッコキーワードで「コンテンツマーケティング」を調べると、キーワードの候補が複数取得できます。

コンテンツマーケティングの候補
439のキーワード候補が取得できました。

無料プランだと月間検索回数がわからないため、コピーしたキーワードのリストをGoogle広告で貼り付けます。有料プランだったら、月間検索数の取得でキーワードを貼り付ければそのまま検索できます。

ラッコキーワードの月間検索数の取得結果

ちょっと重めですが、競合性が数字で出るのは非常にグッドです。CPCというのは収益性を示す指標です。

ネギマ

コアになるキーワードは人力、候補を出す時はツールを使うのがおすすめです。

当サイトのひどかったところ

「自分が日々の業務の中で気づいたこと、困ったことについて」という日記の延長線上で発信していたことです。

同じ立場のサイト制作者やカスタマイズしようとしている方の役に立ち、時にはご依頼もいただきました。
ただ、本来お手伝いしたいお客さんやご相談いただきたいお客さんからの問い合わせは非常に少なかったです。

お客さんの視点を考慮せずに「役に立つ」と思ったことしか書いてなかったからです。
さらに、「専門用語をできるだけ使わない」という自分のこだわりはSEO的に最悪でした。
専門用語を使わないのであれば、お客さんはどうやって私のブログを知るのでしょうかw

お客さんにはアドバイスできるのに、自分のサイトにSEOができてなかったのはかなりひどい。医者の不養生みたいなもんですね。

2.キーワードを検索意図別に仕分けする

攻略する主要なキーワードと、関連するキーワード候補の検索ボリュームを調べたら、検索意図別に仕分けします。
この作業がもっとも大切でもっとも面倒な作業です。

色々な分類をしている方が多いのですが、私はキーワードから読み取れる「知りたいこと」を検索意図として書き込んで、後々管理しやすいようにクエリタイプでまとめてます。

たとえば「コンテンツマーケティング」を攻略しようと思ったら、下記のようなキーワードが候補になります。

コンテンツマーケティングをクエリタイプと検索意図で仕分けした図
コンテンツマーケティングをクエリタイプと検索意図で仕分け

2語、3語とキーワードが複合するごとに、何のために検索しているのかが浮き彫りになってきますよね。

ユーザーが検索ボックスに打ち込んだ単語や単語の組み合わせをquery(クエリ)といいます。

クエリタイプとは?

調べた時のユーザーが達成したいことを分類したものです。全部で4種類のタイプに分かれます。

  • Know(知りたい)
  • Do(行動したい)
  • Buy(買いたい)
  • Go(行きたい)

Knowクエリの中でも、「コンテンツマーケティング とは」と「コンテンツマーケティング 求人」だと、知りたい情報が違いますよね。おそらく、前者はマーケティング担当が、後者は人事担当が「知りたい」と思って検索するキーワードのはず。

検索意図や検索する人別に仕分けしておくと、記事のネタが貯まっていきます

キーワードで仕分け

また、キーワードの種類で仕分けすることもできます。

一般ワード、お悩みワード、ジャンルワード、商標ワードに分けることができます。

キーワードタイプお客さんの状況
一般悩みは特定できていないが、ジャンルに興味がある状況
お悩み悩みが特定できていて、自分に合った解決方法を探している状況
ジャンル悩みと解決方法が明確、タイミングや決め手を探している状況
商標悩みも解決方法も解決するための製品やサービスも明確、
本当に大丈夫か心配で背中を押してほしい状況
キーワードを調べたお客さんの状況に応じてタイプを書いておく。

キーワードを主体に考える場合は、コンテンツの役割(ゴール)を設定しましょう。

たとえば、大阪で水回りのリフォームをしている会社がキーワードリストを作る場合は下記のようになります。

キーワードリスト
キーワードリストのサンプルです。

商圏が決まっているため、「トイレ リフォーム」というワードに対して「大阪」という地域を指定するキーワードを含めた3語ワードを狙っていきます。

一般キーワードはリフォームからは遠いのですが、検索ボリュームが大きいため狙います。トラフィックを増やしたり、情報が豊富に載っているサイトとして認識してもらうことで、「専門性が高い」や「信用できる」と思ってもらうのが狙いです。

検索意図を把握したい!と思ったかたは、下記記事も役立ちます。

3.既存コンテンツのリストを作る

既存コンテンツのリストはGoogleアナリティクスのランディングページレポートからダウンロードします。

ランディングページレポートからデータをダウンロード

すべてのページレポートでダウンロードでも問題ありません。

4.既存コンテンツの攻略キーワードを入力する

URLとタイトルの隣へ「攻略キーワード」の列を挿入して攻略キーワードを打ち込んでいきます。

タイトルにキーワードが入っているでしょうか。タイトルと記事の内容がマッチしていないならば、手直ししましょう。順位がアップする可能性があります。

既存コンテンツの攻略キーワードを入力してリストにする画像

5.キーワードリストへ入力する

4.既存コンテンツの攻略キーワードの中で、2.で作った攻略キーワードリストと合致するものがあれば、キーワードリストのURLに入力していきます。
該当するコンテンツがないなら空白でOKです。

キーワードの検索意図にまとめて答える図

6.対策していないキーワードへ対応するコンテンツを作成する

攻略予定のキーワードをチェックして、抜けや漏れを埋めていきます

コンテンツマーケティングについてなら、

  • 「求人や採用にコンテンツマーケティングは役立つのか?」
  • 「社内でコンテンツマーケティングを始めるにはこれから始めろ」
  • 「コンテンツマーケティングを外注する会社の選び方」

のようなコンテンツが考えられます。

コンテンツマーケティングの場合

こういったシートを攻略予定キーワード別に作ります。それぞれを突き合わせて優先順位をつけたら、キーワードリストの完成です。

全体像が把握できて、攻略したらどのくらいのトラフィックが獲得できるかのメドもつきます。広告費に換算すれば、どのくらいの見返りがあるのかが金額で出せるでしょう。

当サイトのひどかったところ

スッカスカでしたw
いかに自分が言いたいことしか言ってなかったのかに気づいて、しばらく凹みました。
主要なキーワードを順番に埋めて、読んでくれる方の役に立つサイトに育てていきます。

キーワードリストを活用しよう

ひとつのキーワードに対して重複コンテンツを作らないという原則があります。キーワードリストを作った後は、特定の攻略キーワード(キーワード群)に対応するコンテンツが専任担当になります。

そのため、担当コンテンツの質を高めることが非常に重要です。

質の高いコンテンツを作るには、構成案が必須です。下記記事で詳しく解説しています。

また、「専任担当だったらすぐにネタがなくなってしまいそう」と心配になるかもしれません。ご安心ください。

ひとつのワードというのは、単体のワード、2語ワード、3語ワードそれぞれ一つです。

  • 単体ワード「Web集客」
  • 2語ワード「Web集客 製造業」
  • 3語ワード「Web集客 製造業 ブログ」

もし、ブログの代わりにメルマガ登録などが入れば別のワードになります。思った以上に書くネタはたくさんあります。

現在のキーワードランキングを確認する方法

ランキングをチェックするには、3つの方法があります。順番に解説していきます。

1.Googleのシークレットブラウザで検索する

まずは狙ったキーワードを検索してランキングを確認するという方法です。コンテンツをアップしてインデックスされたら調べてみましょう。順位を確認してリストに掲載していきます。

シークレットブラウザを使って検索順位を確認する

YahooはGoogleの検索エンジンを採用しているので、ほぼ同じ推移です。もし、気になるならばYahooでも検索しましょう。また、bingはGoogleと異なる検索アルゴリズムを使っているため、気になるならば検索しましょう。

2.Googleサーチコンソールで確認する

次はGoogleサーチコンソールで確認する方法です。ページタブで調べたいコンテンツのURLを検索して、クリックします。クリックすると該当ページに絞り込まれます。絞り込まれたら「クエリタブ」に切り替えましょう。

クエリタブに切り替えると該当ページがどういった検索キーワードで表示されているかが確認できます。

あとは、期間を指定して掲載順位をリストに記入していけばいいでしょう。

一覧から追加キーワードが見つかることもある

サーチコンソールのクエリを確認すると、想定していなかった検索クエリを獲得できていることもあります。狙ってないのに掲載順位が11~30位などにランクインしているキーワードにテコ入れすれば、10位以内に入賞できることが多いです。

お宝キーワードはクエリタブで見つかります。追記で済むなら追記でOKですし、それなりに解説が必要ならば別のコンテンツにしましょう。

GRC(有料ツール)で順位を確認する

管理するWebサイトや攻略するキーワードが増えてきたら有料ツールでまとめてチェックしてもらうのが楽です。私はGRCを使っています。登録してしまえば、あとはアプリを立ち上げるだけでいいですし、キーワードの順位の推移もCSVなどでダウンロードができます。

grcの解説画像

デメリットを挙げるとしたら、費用がかかるのと、立ち上げないとチェックしてくれないところです。最初のうちはお金を払うのに抵抗がありましたし、いちいち操作するのが面倒に感じました。しかし、自分で検索順位をチェックして記録する時間を考えたり、PCを立ち上げたタイミングでポチっとすればチェックをしてくれるので、現在は手放せないアプリになっています。

もし、既存コンテンツが攻略キーワードを担当していた場合は?

まずは該当の攻略キーワードを検索しましょう。そして、あなたのコンテンツが何位にランキングされているのかを確認しましょう。10位以内に入っていないなら、現在ランクインしているコンテンツに負けています。

  • 「何かが足らない(網羅性)」
  • 「文章がわかりにくい(ユーザービリティ)」
  • 「内容が薄っぺらい(専門性)」
  • 「サイトの信頼性が負けている(信頼性)」
  • 「著者の権威性が負けている(権威性)」

他にもドメインパワーや被リンクなどの要因もあります。しかし、コンテンツ自体の魅力が低いから、あなたのコンテンツが10位以内に入っていないのです。だから、原因はコンテンツにあります。

まずは、1位から10位のコンテンツをぜんぶ読みましょう。そして、次にあなたのコンテンツを読みます。そして、「このレベルでいいのか?」を読者の視点で確認するのです。

もし、クオリティを高めることができるなら高めましょう。手直しするのが無理なレベルなら作り直しましょう。

コンテンツの作成ルールをつくろう

コンテンツの質を確認すると、「うわぁ」と言いたくなるようなコンテンツと出会うことがあります。

既存コンテンツの中には、閲覧数を稼いでる人気コンテンツもあれば、全然見てもらえないコンテンツもあります。
ただ、なんとなく作ったコンテンツは全然見てもらえないコンテンツになっていることが多いです。

品質にバラつきがあったり、コンスタントにヒットが打てないのはコンテンツ作成のルールが定まっていないからです。

コンテンツには明確な目的を持たせて作りましょう
意識するのはたったふたつです。

コンテンツの質を高めるふたつのルール

  1. 「現在1位~10位のコンテンツよりユーザーの役に立っているか?」
  2. 「コンテンツのゴールが決まっているか?」

という2つです。

1.現在1位~10位のコンテンツよりユーザーの役に立っているか?

役に立っているというのは主観的な内容ですが、下記のような項目で勝っているでしょうか。

  • 文字数、画像数、関連記事数などの数字で勝っているか?
  • 専門的なWebサイトとして網羅されているか?
  • 周囲から認識されているか(被リンク)?

単体の記事で勝っていても、関連記事の数などで情報量が総合的に劣っているなら負けます。また、上記を踏まえた上で、オリジナルの文章であるかどうかが大きなポイントかと思います。

見出しは一緒でも中身は全然違う(自分の経験や専門性によって書かれたオリジナル記事)のか、見出しも中身も一緒(キーワードツール+ツギハギのコタツ記事)なのかで評価は変わるのだと思います。

2.コンテンツのゴールが決まっているか?

そして、コンテンツのゴールが検索意図にマッチしているかが重要です。

ユーザーが検索するのは、自分の悩みや憧れを実現したいから検索しています。大まかな方向性がキーワード(検索クエリ)になっていて、真逆の意見がほしいわけではありません

たとえば、
「ダイエット 食事」で検索している人は、「食事を見直してダイエットがしたい」(運動したくない)
「ダイエット 運動」で検索している人は、「運動してダイエットがしたい」(好きなものは食べたい)
わけです。

「ダイエット 食事」で検索している人に「運動もしないといけないからジムに行こう!」と言っても大きなお世話ですし、「ダイエット 運動」で検索している人に「食事を見直しましょう!」と言っても「わかってるよ。そんなことは!」と反発を招いてしまうわけです。

そして、反発を招いてしまったコンテンツは評価されません。

ルールができたらマニュアルにしよう

条件を満たすための手順とチェックリストを作ってコンテンツ作成のルールにします

ルールができたら、既存コンテンツをルールに照らし合わせてチェック、不合格なら作り直します。

コトウリが作ったルールに既存のコンテンツを照らし合わせると、不合格のコンテンツばかりでした…。
最近作り直したコンテンツは、

などがあります。

構成から作り直したものもあるので、URLは一緒だけど、内容が別記事になっているものもあります。

ルールに従って作り直した効果は?

「圏外」だったキーワードでランキングに入りました
下記画像はGRCという有料ツールを使っていますが、Googleサーチコンソールなどで確認しても問題ありません。

圏外だったキーワードでランクイン
Bingで9位と16位にランクイン。Googleはまだ時間がかかりそうです。

順位チェックツールを使って狙い通りキーワードが攻略できているかをチェックしましょう。
検索順位は3か月から半年くらいで改善することを目標にします。

リライトした結果
21位から10位へジャンプアップ。評価が高まるごとに順位が上昇します。

こちらもリライトの成功例ですね。21位から10位へジャンプアップした後に、評価が高まって10→9→8位と上がっていってます。

検証を忘れないようにしよう

  • コンテンツを作ったけど、何位になったかわからない
  • リライトしたけどその後どうなったか不明

やりっぱなしにしたら再現性も生まれません。攻略キーワードが攻略できたかどうかは検索結果の順位が10位以内に入れたかどうかで判断できます。検索結果の順位取得はGRCというツールを使っています。本記事で使っているスクリーンショットもGRCの画面です。

GRCの料金画面
5サイト以下ならベーシックプランでも十分です。

私はスタンダードプランの年払いで利用しています。インストールしたPCのみでしか使えないですが、SEOツールの中ではかなり安価です。

強力なライバルがいる場合はキーワードをズラす

「ここまでご紹介してきた内容を実践しているけど結果が出ない」場合は、強力なライバルがいる可能性が高いです。なぜなら、ここまでご紹介してきたキーワードの選定ツールなどは、SEOに詳しい人や真剣に取り組んでいる企業にとっては「当たり前」の知識だからです。

自社の商品やサービスと密接に紐づくキーワードを選んで、豊かな資本力で大量のコンテンツを投下します。そんな中、個人が企業に勝とうと思ったら「発想」で勝負するのがいいでしょう。キーワードを8つの視点で考えてみるのをおすすめします。

  1. 「悩み」を考える
  2. 「願望」に言い換える
  3. 「シチュエーション」を区切る
  4. 「日付・型番」に限定する
  5. 「ジャンル」で切り分ける
  6. 「ブランド・メーカー・商標系」を組み合わせる
  7. 「季節」を絡める
  8. 「トレンド」を加える

美容などのサプリメントを扱っているのであれば、下記のようになります。

  • 肌荒れ
  • 肌をきれいにしたい
  • ドレス デコルテ ケア
  • 〇〇サプリ レビュー
  • 美容サプリ 人気
  • メーカー名(ブランド名)
  • 夏までに痩せる
  • 芸能人が使っているサプリ

色々な視点でキーワードを深堀りしてみると、キーワードツールには出てこないけど潜在的な需要はあるという「お宝キーワード」に出会える可能性があります。

Googleによると「毎日の2割は新しい検索語句が生まれている」とのこと。検索ボリュームなどに反映されるのは一般的な言葉になってからです。ぜひ、ユーザーの気持ちになってキーワードのリストを作ってみてください。

ちなみに、このキーワードの発想法はターゲットの発想法でもあります。検索エンジンでは感情がストレートに表現されます。自分しか見ないスマホの検索ウィンドウに打ち込むから本音が漏れる。本音を捉えて役に立つ情報を提供すれば喜んでもらえます。応用してみてくださいね。

自分用のコンテンツ管理リストとコンテンツの作成ルールを作ろう

もし、あなたがキーワードリストやコンテンツの管理リスト、コンテンツ作成ルールを持っていないなら、ぜひ作ってみてください。

既存コンテンツの仕分けが面倒なのであれば、これから作成するコンテンツ用のキーワードリストを作って管理リストにしてみてください。

攻略キーワードのリストがあるだけでも、作ったコンテンツと検索順位の因果関係や注力すべき内容が明確になるため、コンテンツ作成に迷いがなくなり、スピードも上がります。

  1. 現在1位~10位のコンテンツに勝っているか?
  2. コンテンツのゴールが決まっているか?

最初はこの2つのルールを意識してください。
コンテンツの質を高い水準に引き上げることができれば、あなたのコンテンツが1位になれるはずです。

この記事は「キーワード リスト」を狙った記事です。あなたが「キーワードリストって大事なんだ!」と思って、「よし、キーワードリストを作ってみよう!」となったら成功です!なりました?もしなっていたら、作った後に感想を送ってください。

「難しくて独力だと無理!」とか、「やりたいけど時間がない!」などの事情があれば、お気軽にご相談ください。きっとお力になれると存じます。また、私が貴社のWeb担当になるプランもあります。ご関心があれば下記をご覧ください。

Webコンテンツの管理は攻略キーワード別にリストを作れば簡単ですサムネイル

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