これだけはやっておきたいGoogleアナリティクス7つの初期設定

これだけはやっておきたいGoogleアナリティクスの7つの初期設定サムネイル

ワードプレスにアナリティクスコードを設置して、計測が始まったからひと安心…
最初の内はアクセスも少ないし、このまま放置しておいてもいいかなと思うかもしれません。

でも、もう少し頑張りましょう。

「やっときゃよかったー」となる7つの初期設定があるからです。

Googleアナリティクスは素晴らしいツールです。しかし、過去にさかのぼって設定を反映させることはできません。最初に設定しておかないと測定できなかったり、不正確なデータを分析することになります。

初期設定は下ごしらえみたいなものです。やるとやらないで段違いの出来栄えになります。手順はこちら。

  1. ビューを複数作る
  2. ロボットと関係者のアクセスを除外する
  3. 目標登録
  4. サイト内検索
  5. ユーザーエクスプローラーの有効化
  6. Google Search Consoleとのリンク
  7. Google広告とのリンク

6と7はそれぞれのアカウントを持っている前提にはなります。どちらもGoogleアカウントを持っていれば簡単に作れます。

Googleアカウントすら持ってないよという方は下記をご参考ください。

なぜやっておいた方がいいのか(メリットなど)、どうやってやるのかについて解説していきます。

本記事では、拡張e-コマースについては触れません。

目次

ビューを複数作る

ビューは1つのプロパティにつき25個作ることができます。
最低でも「バックアップ用のビュー」「テスト用のビュー」「分析用のビュー」といった3つのビューを作りましょう。

大規模サイトを運営していたり、部署別のビューを作りたいのであれば、個別にビューを作っておくのがいいと思います。
「ビューってなんだ?」となった方は下記記事を読んで下さい。

関連記事 Googleアナリティクスのビューとフィルタの仕様についておさらい

作っておくと便利なビュー

1つのプロパティにつき25個のビューが作ることができます。
最低でも3つ作っておきましょう。

ビュー用途・目的
バックアップ用のビューフィルタを一切かけていないビュー。
いわゆる生データー。
botやスパイダーなどのロボットやサイトの関係者を除外するかは好み。
テスト用のビューその名の通りテストするためのビュー。
フィルタをかけてみたり、設定した目標が測定できているかを試す。
きちんと機能していたら、分析用のビューに反映させる。
分析用のビューテスト用で試した設定を反映した分析用のビュー。
ロボットや関係者のデータを除外。
サイトの目的を果たすための目標を設定して、分析に必要なデーターにしているビュー。
目的別のビュー分析用のビューを元に細かくフィルタや目標を設定した目的別のビュー。
営業用、マーケティング用、カスタマーサービス用といった部署別ビューなどが考えられる。

ビューの作り方

プロパティを作成すると、ビューも作成されます。
歯車マークの「管理」をクリックしてビューの設定をクリックしましょう。

ビューの設定

ビューの設定に入ったら「ビューをコピー」をクリック

ビューをコピーする

名前をバックアップ用にしておきましょうか。

名前をつけて保存

ビューをコピーをクリックすると複製されます。
テスト用ビューも欲しいので、もう一度すべてのウェブサイトのデータのビューをコピーして「テスト用ビュー」という名前にしておきましょう。

3つのビューができた

3つのビューができました。
テスト用ビューを選択しておきましょう。

ロボットと関係者のアクセスを除外する

誰かがアナリティクスコードが設置されたベージに訪れると、アナリティクスサーバーに「誰かがきたよ」と計測されます。
「誰か」には、デフォルト(何も設定していない)状態だと、お客さんに限りません。
ホームページを検索エンジンに登録するスパイダーと呼ばれるロボット(bot)や、あなたやあなたの従業員といった関係者を含みます。

お客さんだけのデータで分析しないと、正確な分析ができませんよね。
ロボットのアクセスや関係者のアクセスを除外しておきましょう。

ロボットのアクセスを除外、ついでに通貨を日本円にする

ビューの設定を開きます。
「ボットのフィルタリング」にチェックを入れましょう。

通貨が米ドルになっているので、円に切り替えて、スクロールすると「保存」ボタンをクリック。

通貨を円にボットのアクセスをカットする

これで、ロボットからのアクセスを除外することができました。

フィルタで関係者からのアクセスを除外する

ビューにフィルタのメニューがあるので、勘違いしがちですが、フィルタの設定にはアカウント権限が必要です。
もし、ビューの権限しかない場合は、フィルタ自体が表示されていないかと思います。

フィルタ>「+フィルタを追加」をクリックしてください。

フィルタを設定してアクセスを除外

フィルタを追加

除外する対象をIPアドレスで指定しましょう。
社内で全員が同じ回線を使っているなら、IPアドレスの指定は一つで完了です。

フィルタの選択
  • フィルタの種類:除外
  • 参照元化リンク先を選択:IPアドレスからのトラフィック
  • 式の選択:等しい

IPアドレスを選択すると、IPアドレスを記入するボックスが出てきます。
IPアドレスを記入して保存ボタンをクリック。

IPアドレスを入力する

IPアドレスは「自分のIPアドレス」で検索すれば出てきます。
CMANのようなサイトが出てくるかと思います。

あなたのIPアドレス調べて入力してください。
制作パートナーがいるなら、制作パートナーのIPアドレスも指定しておきましょう。

固定IPアドレスではない場合、定期的に設定変更しましょう。

目標登録

Googleアナリティクスには目標を登録できます。

初期設定の中で目標登録が一番重要です。なぜなら、目標を登録すればページの価値を測定できるからです。どのページが仕事していて、どのページが仕事していないのかが一目瞭然になります。

逆に言えば、目標登録をしていないとページを改善する指針がありません。つまり、何となく改修していることになります。当たっていても外れていても迷惑ですよね。必ず実行しましょう。

ビューの中にある「目標」をクリックしてテンプレートを選択、「続行」をクリックしてください。

ビューの目標を設定

テンプレートで設定できる目標は全部で4タイプ。

設定できる目標詳細
到達ページ問い合わせ完了のサンクスページや、セールスページなどに移動したら目標達成。
URLでページを指定する。
滞在時間1セッションで設定した滞在時間を超えたら目標達成。
時間で指定する。
ページビュー数1セッションで設定したページの閲覧数を超えたら目標達成。
ページ数で指定する。
イベント動画の再生やレポートのダウンロードなど設定した行動を取ったら目標達成。
訪問者の行動を指定する。

あなたが運営しているサイトのタイプによって、設定する目標は変わってきます。

サイトのタイプよく使う目標設定
コーポレートサイト到達ページ(問い合わせ完了ページ)
イベント(資料ダウンロード)など
リードジェネレーションサイト到達ページ(問い合わせ完了ページ、メルマガ登録完了ページなど)
ブランドサイト滞在時間
ページビュー数
メディアサイトページビュー数
イベント(広告のクリックなど)
ECサイト到達ページ(購入完了ページ、メルマガ登録ページなど)
セルフサービスサイト到達ページ(手続き完了ページ)
滞在時間

サイトのタイプについて詳しく知りたい方は、ホームページの得意分野!改善ポイントと育成方針の立て方で詳しく解説しています。

目標設定の多くは「到達ページ」ですね。

到達ページをベース目標設定してみましょう。

目標の説明

目標の設定
  • 名前:分かりやすいものを記入
  • 目標スロットID:レポートで表示されます。目標1~5の順番で表示されるため、優先順位が高いものから設定しよう。
  • タイプ:テンプレートで選べる目標のタイプを選択。今回は到達ページ。

目標の詳細

目標の詳細を設定していきます。
オプションになっている「値」「目標到達プロセス」はデフォルトだとオフになっていますが、両方ともオンにしましょう。

目標の詳細
  • 目標の詳細:到達ページのドメインを除いたディレクトリを記入します。https://kotouri.com/thanksがサンクスページなら、/thanksと記入。
  • 値:コンバージョンの価値を数字にします。コンバージョンの価値なんて分からないという場合でも数字を入れておきましょう。10,000円くらいでいいんじゃないですかね。
  • 目標到達プロセス:オンにすると、サンクスページに進むまでのページを設定できます。
値がUSD

もし、上記のように「値」がUSD(ドル)のままだったら、一旦保存。
ビューの設定の「通貨」を変更して再度戻ってきましょう。

目標到達プロセス

到達ページを設定するなら、目標設定プロセスは絶対に登録しておくべきです。
その名の通りプロセスを数字で可視化できるからです。

目標到達プロセス

上の図では、問い合わせ完了ページを目標にして、プロセスである問い合わせページと入力内容確認ページをプロセスにしています。
設定はURLで設定します。

目標到達プロセスを設定してデータが溜まってくると、目標到達プロセスレポートで、こんな感じで確認できるようになります。

目標到達レポートカートの場合

デモアカウントの目標到達レポートです。
どこで離脱が発生しているのかが一目瞭然ですよね。

どのページを改善すれば、離脱を減らす(収益を上げる)ことができるのかが明確になります。

  • 資料請求や問い合わせはどのページがきっかけになっているのか。
  • ページごとに完了率の差はあるか。
  • 離脱が多いページはどれか。

といった過程を定量的に確認できるようになります。ぜひ活用しましょう。

サイト内検索

ユーザーが使ったキーワードはほとんど(not set)や(not provided)で表示されてしまう時代です。
そんな中でも、サイト内検索をオンにすれば、サイト内で使われたキーワードは取得できます。

ビューの設定の下の方にサイト内検索のトラッキングという項目があります。
サイト内検索のトラッキングをオンにすると、クエリパラメータの入力ボックスが出てきます。

サイト内検索をオンにする

クエリパラメータの設定をすることで、アナリティクスがサイト内検索で出てきたURLなんだなと見分けがつくということです。

クエリパラメータを調べる方法

コトウリでは「s」がクエリパラメータでした。
どうやって調べたのかというと、実際にサイト内検索をします。

サイト内検索してみる

検索結果が出てきた時に、「?〇=検索キーワード」とついているかと思います。

クエリパラメータ

〇の部分がクエリパラメータになります。
もし、クエリパラメータが付いてない場合は、サイト内検索のトラッキングはできません。

サイト内検索のトラッキングをオンにするメリットは?

  • わざわざサイト内検索をしてくれるほどの熱を持った(購買意欲が高い)訪問者の知りたい「生の声」が分かる。
  • キーワードの表記ゆれ(誤変換や入力ミス)などが分かる。

という2つのメリットがあります。

買い物をしている時に店員さんに「〇〇ってありますか?」って聞く時って、目当ての物があったら買いますよね

簡単に見つからないサイトならナビゲーションが悪いってことになりますし、売れ筋アイテムのヒントになる可能性もあります。

サイト内検索の利用率は平均で3%程度、コンバージョン率は通常よりも6倍高いそうです。

また、誰もがGoogleに登録されているようなキーワードで検索しているわけでもありません。
表記ゆれやタイプミス、文章のまま検索するなど、自分では思いつかなかった調べ方が分かるだけでも、素晴らしい機能ですよね。

ぜひサイト内検索を使ってもらえるように、そして使ってもらったキーワードが取得できるようにサイト内検索をオンにしておいてください。

ユーザーエクスプローラーの有効化

Googleアナリティクスで見れるレポートは設定した期間中の集計データです。
ユーザーエクスプローラーをオンにすると、ユーザー個人の行動を追いかけることができるようになります。
詳細はこんな感じです。

ユーザーエクスプローラー詳細

いつサイトに来てくれたのかといった履歴や、どこから来た(Yahooから自然検索で)のか、何で来た(スマホ)何回くらいきたのかなどが分かります。

マーケティングオートメーションツールのように個人情報は追加されませんが、コンバージョンしたユーザーの動向を確認するなら有効なレポートになります。

ユーザーIDの有効化

ユーザーエクスプローラーは、ユーザーレポートのメニューのひとつです。

ユーザーエクスプローラーがメニューに表示される

有効化していない状態だと、表示されていないかと思います。
有効化するには、プロパティ>トラッキング情報 > User-IDで規約に同意していきましょう。

ユーザーIDの有効化

※User-IDは、本来PCとスマホといった異なるデバイスでも同一のユーザーを識別するために使う機能です。
本来の使い方では、ログイン機能があるホームページでなければ利用できません。

実装にはトラッキングコードのカスタマイズ(追記)も必要になりますが、本記事では割愛します。
あくまでユーザーエクスプローラーをメニューに表示するためにUse-ID機能を使ったとご認識ください。

Google Search Consoleとのリンク

サーチコンソール、通称サチコは検索結果からホームページに訪れるまでが分かるアクセス解析ツールです。

検索クエリ(意図)やページごとの表示回数やクリック率、平均掲載順位を見ることができます。

Googleアナリティクスとリンクさせるメリットは、検索クエリ別のランディングページ(ユーザーの検索クエリ、検索結果に表示されたページ)と、成果(コンバージョン)が確認できるということです。

赤で囲んでいるのがGoogleアナリティクスが持っているデータ、青で囲んでいるのがSearchコンソールが持っているデータです。

サチコとリンクしたら一気通貫で見れる

ランディングページ別の平均掲載順位やクリック率が見れて、ページがどのくらい収益に貢献しているのかも確認できます。

リンク方法も非常に簡単です。

プロパティ > すべての商品 > Search Consoleをリンクをクリック。

プロパティからすべての商品

Search Consoleの画面に移動します。
どのプロパティと関連付けるかを選択します。

どのプロパティと関連づけるか選択する

関連付けるプロパティを選びます。

紐づけるプロパティを選択

関連付けるをクリックすれば完了です。
設定にはGoogle Search Consoleの管理者である必要があります。

まだアカウントを持っていない場合は、Googleサーチコンソールのアカウント設定方法をご覧ください。

関連づけるとデータ分析に役立つため、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスを使ってアクセスを増やす方法なんてこともできます。

Google広告とのリンク

Google広告とリンクするメリットは広告で複数のキャンペーンを出稿した時に、どのキャンペーンの成績がいいのかをGoogleアナリティクス側で確認することができます。

Googleアナリティクスで設定した目標をGoogle広告に取り込むことができたり、Googleアナリティクス側で平均クリック単価などを確認できるようになります。

リンクの方法はプロパティ > Google広告とのリンクでリンクグループを選択します。

Google広告とのリンク

広告アカウントを選択して「続行」をクリック。

リンクグループのタイトルを記入して、リンクするビューを選びます。

アカウント設定のデータ共有にチェックを入れます。

リンクするアカウントとリンクを設定

「アカウントをリンク」をクリックすれば、Google広告とGoogleアナリティクスがリンクされます。

まとめ

Googleアナリティクスで効果的な測定をするための7つの初期設定を解説してきました。
慣れていないと大変ですが、正確なデータを取得していないと分析もズレてしまいます。
面倒なことは最初にやってしまいましょう。

準備しておけば、アクセス解析ができるようになります。

もし、何かお役に立てそうなことがあれば、お気軽にお声がけ下さい。

ホームページの活用でお悩みの方へ

記事下CTA用サムネイル

「ホームページを活用したい」「集客したいけど上手くいかない」といった中小企業経営者やWeb・広報・マーケティング担当者からのご相談を受け付けております。

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