ライティングやプログラミングなどに使えると噂のChatGPTを使ってみました。使い方をしっかりと把握したわけではない素人状態のユーザー体験(UX)は貴重。備忘録としてメモしておきます。
総合的な判断としては、「すごいと思うけど、鵜呑みにするのは危険かも」でした。
あくまで現時点の話。3か月経ったら劇的に成長してるかもしれません。
いいなと思った点
- 答えが返ってくるスピードが速い
- 自分の発想にない答えが返ってくる
- 短文主体で、論理的に返答されている
ダメだと思った点
- おすすめの基準がよく分からない
- 嘘でももっともらしく書かれている
- 薄い回答しか返ってこない
ChatGPTとは?
OpenAIが開発したAIツールです。どういったものなのか、デモを見てみましょう。
自分で検索するのではなく、AIが調べて結果を教えてくれます。
ChatGPTの使い方
ChatGPTにアクセスしてサインアップ(登録)すると使えるようになります。Googleアカウントか、Microsoftアカウント、またはメールアドレスで登録ができます。お金はかかりませんし、今のところスパムメールも届いてません。
登録すると下記のような画面になります。知りたいことを入力します。「新商品開発をするにはどうすればいい?」と質問してみました。
画面がチャット形式に切り替わります。マーケットリサーチを行えと教えてくれました。
マーケットリサーチとはなんぞや?と思ったら質問を深掘りできます。
マーケットリサーチを5ステップで教えてくれました。
なお、市場リサーチには専門的な知識が必要なため、マーケティング担当者や市場調査会社に依頼することが多いです。って、若干投げやり。
ChatGPTはスキルアップの助けに使えるのか?
身近に相談できる相手やメンターがいる環境というのは珍しいです。身近に相談できる相手がいないなら、AIは良き相談相手になってくれるかもしれない。と思って調べてみました。「マーケティング担当者になるにはどうすればいいですか?」と質問してみました。
教育を受けて、経験を積んで、資格を取得して、ネットワークを広げ、自己成長を継続する・・・
んー、圧倒的に正しいっすね。
では、目標にできるようなすごい方を教えてもらおう。ということで、日本のマーケティングの専門家について尋ねてみました。
お名前を存じ上げない方が多い。
どんな方なんだろうか?執筆などをしておられるなら、書籍で勉強させていただこうじゃないか。ということで個別に調べ始めると、違和感が出てきました。
同姓同名がたくさんいらっしゃったのかもしれないけど、甘めにつけても2/7しか該当してない。
ちょっと面白くなってきたので、更に深掘りしてみました。
「スキルアップに使えるかもしれない」と思った5分前の純粋な気持ちを返してほしい。
ChatGPTはいいお店を探すのに使えるのか?
私は美味しいものを食べるのが好きだ。特にから揚げとラーメンについてはこだわりがある。知らないお店があるなら、ぜひ教えてほしい。
大阪のおいしいから揚げのお店を教えてと聞いてみる。
住んでるエリアが新大阪付近だから知らないお店なのかもしれない。自分の知っているエリアのラーメン店ならばどうだろうか?
人類みな麺類、時屋、笑福、KING、光龍益、やすだ、鱗などなど、素晴らしいお店がたくさんあるのに全く入ってない。から揚げは若水(東三国)、ミュンヘン(色々)、大洋軒(福島)、とりあん(中津)などが大好きなお店。
ChatGPTを使って思ったこと
- 現時点では信頼性が低い
- 自信満々に答えられると正しく思えてしまう
といった至らない点を感じつつも、下記のような可能性を感じました。
- 利用者が爆発的に増えているので、成長スピードに期待
- 個人の好みを把握したら、ものすごく便利な世の中になる
- AIとうまく付き合う方法を学んでおく
OpenAIの設立は2015年。莫大な投資と優秀な人材が8年かけて作り上げたモデルに後発で挑むのは非現実的。
どうすればAIにうまく仕事をしてもらえるのか、必要なスキルは何なのかを学んで、時代についていこうと思います。
鵜呑みにするのは危険だけど、すっごく面白いので試してみてください。
また、新しいテクノロジーの登場でマーケターとして何をしないといけないかについて考察を書きました。ご興味があればご覧ください。