中小企業診断士試験を受けてきました(2回目)

中小企業診断士試験を受けてきました

2023年に引き続いて2024年も受けてきました。一次試験に合格しました。合格するためにやった勉強方法や、二次試験に向けての対策などを書いておきます。多年度受験の方には参考になるかと思います。

昨年の様子は下記をご覧ください。

昨年は16点足らなかったんですよね…。

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目次

一次試験の結果

合格しました。合格証書はこんな感じ。

中小企業診断士一次試験の合格証書

試験日は8/3と8/4。8/5には協会から解答と配点が発表されて自己採点していました。合格見込みではありました。ただ、マークミスがあったらどうしよう…など不安もあったんですよね。自分の番号を見つけた時のうれしさはひとしおでした。

一次試験に合格できた理由

中小企業診断士協会のWebサイトで公開された合格発表画面。

得意科目で点数を稼げたからです。

私は免除科目が1科目(経営情報システム)、2023年に3科目合格(企業経営理論、財務会計、経営法務)しました。中小企業診断士試験は受けた科目の合計が6割以上、かつ40点未満がなければ一次試験が合格です。今年受けないといけないのは3科目(経済学・経済政策、運営管理、中小企業経営・中小企業政策)です。

3科目だけ受ける場合は、40点未満の科目がなくて、合計で180点取ればいいわけです。でも、受ける科目が少ない場合は各科目の重要度が上がります。もし、難しい科目(地雷科目)があったら、他の科目で大きく点数を稼がないといけません。

だから、財務・会計をあえて受験しました。二次試験の重要科目(事例Ⅳ)でしたし、昨年ふわっとした部分を固めておきたいと思ったからです。

2024年の自己採点

足切りスレスレ44点の中小企業経営・政策に財務会計と運営管理で稼いだ点数(17点)を注ぎ込んで、合計6割を確保。財務会計をあえて受験していなければ落ちていたでしょう。ギリギリですw

ちなみに、今年の中小企業経営・中小企業政策はかなり難易度が高かったようです。

科目合格率が中小企業経営・中小企業政策だけ5.56%と一桁です。経営情報システムの13.23%~企業経営理論の39.92%から見ても難しい年だったと言えるでしょう。科目合格者に試験合格者数は含まないため、実際はもう少し合格率は高く出るかと思いますが、他の年と比べても異常な合格率の低さでした。

財務会計を加えた5月の自分を褒めてあげたいです。マジで。

一次試験の勉強期間

昨年に引き続いてGWからはじめました。申込書を書いたらエンジンがかかるといいましょうか…

2023年の5~7月+2024年の5~7月なので、累計だと半年くらいです。

一次試験の勉強方法

昨年は経済が36点で足切り(40点未満があると合計で6割があっても不合格)されました。

科目点数
経済学36
財務・会計64
企業経営65
運営管理57
経営法務68
経営情報システム免除
中小企業経営・経営政策54
合計344
2023年の一次試験の結果

合計点も6割に達してなかったので、どちらにせよ不合格ですがw

今年は経済学をしっかりやろう!ということで進めていきました。はじめよう経済学にはとてもお世話になりました。大学の先生が初心者に教える経済学というサイトで、Youtubeの動画教材とテキスト・問題集がすべて無償で提供してくださってます。経済学が苦手ーという方は概要を把握してからテキストに入るといいですよ。

利用した教材は昨年揃えたTACのスピードテキストとスピード問題集。苦手科目をなくしつつ、満遍なく概要を把握するにはいい教材だと思います。

今年買ったのは中小企業経営・中小企業政策のみです。年度がバラバラなのは、古本で揃えたから。6割取れればいいので、概要がつかめればいいやという方針で進めました。高得点を目指す人はマネしないで最新版を買ってくださいね。過去問はやってません。

一次試験をギリギリで合格とは言っても、2023年・2024年で、中小企業経営・中業企業政策以外はすべて6割を超えています。スピテキとスピ問は優秀な教材だと思います。

二次試験に向けての対策

8月に事例Ⅰ~Ⅳの過去問を一年分やってから、事例Ⅳの全知識&全ノウハウをざっくりと進めました。9月の半ばまでに事例Ⅳ対策を終わらせて、直近5年分の過去問をこなす予定です。

予備校の模試を受けてみようと思ったのですが、会場受験が売り切れだったのでやめました。せっかくなので独学を貫いてみようと思っていますw

中小企業診断士試験の統計情報

令和6年の試験結果を見て、他の年はどうなのだろう?と思ったため、中小企業診断士協会の試験結果のページをベースにまとめてみました。令和6年は全体的に難化傾向にあったようです。

一次試験の統計情報

年度申込者数受験者数①受験者数②試験合格者数試験合格率
令和元年21,163人17,386人14,691人4,444人30,2%
令和2年20,169人13,622人11,785人5,005人42.5%
令和3年24,495人18,662人16,057人5,839人36.4%
令和4年24,778人20,212人17,345人5,019人28.9%
令和5年25,986人21,713人18,621人5,521人29.6%
令和6年25,317人21,274人18,209人5,007人27.5%
一次試験の統計情報

受験者数①は1科目でも受験した人の数、受験者数②は欠席した科目がない人の数です。多年度前提で受験しているのか、受験してみて「無理だー」となって帰ったのかはわかりません。棄権してない人が受験者数②です。合格率は受験者数②と合格者数で計算しています。

申込をしたけど受けない人が4,000人~7,000人弱、途中で帰る人が2,000~4,000人弱いるみたいです。申込人数ベースで合格率を計算すると、19%~25%に収まります。

二次試験の統計情報

年度申込者数受験者数①受験者数②口述試験者数合格者数試験合格率
令和元年6,161人5,966人5,954人1,091人1,088人18.3%
令和2年7,082人6,400人6,388人1,175人1,174人18.4%
令和3年9,190人8,786人8,757人1,605人1,600人18.3%
令和4年9,110人8,745人8,712人1,632人1,625人18.7%
令和5年8,601人8,266人8,241人1,557人1,555人18.9%
二次試験の統計情報

二次試験でも400人くらいは申し込んだけど受けない。受験地に来た人だと、途中で帰る人は激減してますね。

多年度受験と令和6年の二次試験申し込み者数の推定

年度残った人数多年度推定数
令和元年4,863人1,717人
令和2年5,213人2,077人
令和3年7,152人3,351人
令和4年7,080人4,091人
令和5年6,684人3,080人

「残った人数」は二次試験受験者数②から二次試験合格者数を差し引いた数、「多年度推定数」は申込者数から一次試験合格者数を差し引いた数です。令和2年度の一次試験に合格した人は同年の二次試験に申し込んでいるという前提で計算しています。

上記の計算でいくと、令和6年の二次試験の申込者数は一次試験合格者数5,007名+令和5年度の一次試験合格者となります。ざっくり計算すると8,000~9,000人が受験することになるでしょう。合格率が18%程度なので、1,440~1,700人の合格者が生まれる計算になります。

二次試験も大阪会場で受験します

これから中小企業診断士を目指す方やこれから二次試験を受ける方の役に立てば幸いです。2024年の二次試験は大阪会場で受験予定(9/4に申し込みました)です。

もしブログを見ている人がいたら、声掛けてくれると嬉しいです。共に頑張りましょう!

中小企業診断士試験を受けてきました

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