ネットショップ開業サービスを運営スタイルで比較【2023年版】

ネットショップ開業サービスを運営スタイルで比較【2021年版】サムネイル

家にいる時間が延びて、ネット通販で日用品や必要な品を買う機会が増えた方は多いでしょう。
よし、開業するぞと意気込んで「ネットショップ」で検索してみると、どのサービスも「ウチのサービスで制作すると成功できますよ」と言ってます。

ネットショップ作成サービス12選を徹底比較!みたいな記事も見つかるものの、公式サイトのセールスポイントと持っている機能や料金が順番に載っているだけで、いまいちイメージが湧かない。

なんなら後半に差し掛かったあたりで「前半に紹介されたサービスは?」と聞かれたら忘れてたりしませんか?

「調べてみたけど、いまいち違いが分からない」と思っているあなたに朗報です。

この記事を読むと

  • ネットショップを持つ方法がざっくり把握できる。
  • 自分の商材や運用スタイルだとどの方法が合っているのか分かる。
  • 具体的な計画を立てることができるようになる。

といった初心者が最初に欲しい情報をまとめています。

目次

ネットショップを持つ方法

ネットショップを持つ方法の俯瞰図
ハンドメイド作品を売っている方に説明したスライドが元になっています。

大きく分けるとショッピングモールに出店するか、独自ネットショップを構築するかになっています。

ショッピングモールは商業施設のテナント、独自ネットショップは独自店舗のようなものです。

ショッピングモールと独自ネットショップの違い

タイプ集客運営コスト
ショッピングモールAmazon
楽天
Yahooショッピング
Creema
Minneなど
ショッピングモール運営が実施高い
独自ネットショップコトウリ百貨店自力で実施安い

最も大きな違いは集客を運営がやってくれるのか、自力でやるのかです。
運営コストはテナント料みたいなものと捉えておくのがよいでしょう。

お客さん視点で考えるなら、1ショップより100ショップから選んだ方が自分好みの商品が見つかる可能性は高いですし、リアルのショッピングモールなら100店舗を回るのは大変ですが、ネットのショッピングモールなら100店舗の中から厳選された商品を提示してくれるので簡単です。

スマホの検索結果に出てくる頻度もショッピングモールの方が多くなります。

ショッピングモールと独自ネットショップのメリット・デメリット

タイプメリットデメリット
ショッピングモール固定客がいる
集客力がある
ブランド色を出しにくい
運営コストが高い
独自ネットショップブランド色を出しやすい
運営コストが安い
PCスキルが必要
集客力がない

ショッピングモールの最大のメリットは高い集客力です。固定客がついていますし、モールの運営が広告を出しているからです。商品を登録するだけでも売れる可能性があります。

最大のデメリットはブランド色を出しにくい点です。商品が届いてもショップ名なんて覚えていません。「Amazonで買った」「楽天で買った」などの認識になるからです。

独自ショップの最大のメリットはブランドを育てることができることです。商品がよければファンがついてリピーターになってくれますし、軌道に乗れば運営コストもどんどん安くなります。

最大のデメリットは集客力がないことです。よほどの偶然がない限り、商品を登録するだけで売れる可能性はほぼないと思っていいでしょう。お客を集めるための努力が必要です。

独自ネットショップ構築についてもう少し詳しく解説

独自ショップについてを解説します。

ショッピングモールは楽天やamazonのような総合ショッピングモールもあれば、zozo、minneやCreemaのようなジャンルに特化したショッピングモールもあります。

商品のジャンルに合わせて最適解は変わってくるので、今回は割愛します。(特化モールの存在は業界の人にとっては当たり前でしょうし)

ネットショップサービスを運営スタイルで分類

独自ショップ構築にはこんな違いがあります
ネットショップのタイプサービス名どんな人におすすめか
EC特化型MakeShop
Futureshopなど
商品数や取扱い高が多い方
集客は公式サイトや広告で実施する方
無料でスタート型BASE
STORES
カラーミーショップなど
無料で始めたい方
固定費をかけたくない方
スマホで完結したい方
ブログ型WordPress×プラグインブログが主で商品販売は従でいい方
商品数が少ない方
カスタマイズできる方
ECサイト×ブログ型shopify集客のために時間をかけられる方
EC特化型の機能をもちつつ
ブログ機能も充実させたい方

登録するアイテム数や目標(見込み)の売上高によっておすすめする作成サービスを変えています。

登録アイテム数や目標売上金額で最適なネットショップ作成サービスを選ぶ

ネットショップのタイプアイテム数売上高(月額)
EC特化型100以上20万以上
無料でスタート型50未満10万未満
ブログ型10程度特になし
shopify100未満15万以上

ネットショップで事業を成立させるならEC特化型かshopifyの二択になります。

WordPressで構築(ブログ型)するのも悪くないのですが、ご自身でカスタマイズできる人じゃないと運営に不便を感じるようになるでしょうし、バージョンアップの度に外注先を探したり、外注費を払うのもしんどいと思います。

PCスキルが「並」な方は、素直にネットショップ作成サービスを使うことをおすすめします。

集客方法で最適なネットショップ作成サービスを選ぶ

集客の軸が商品なのかブログなのかでネットショップ作成サービスは選ぶべき

点線で仕切っていたのにお気づきだったでしょうか。

どうやって集客するのか?(何に時間をかけるのか?)という運営スタイルの違いで仕切っています。

ネットショップのタイプ集客方法
EC特化型公式サイトや公式SNSからの送客に加えて
ショップ名や商品名などの固有名詞、
商品ジャンル、用途などで検索上位の獲得を狙う。
アイテム数と商品説明を充実させて集客する。
無料でスタート型SNSやブログ(noteなど)からの送客が主体
ショップ名や商品名などの固有名詞の知名度を上げて集客する。
ジャンルや用途での上位獲得は期待できない。
ブログ型ブログ記事内で商品を紹介する。
悩みの解消や願望の実現といった
ショップ名や商品名より大きな市場から集客できるため、
ジャンルや用途での上位獲得も狙える。
shopifyブログ型とEC特化型の良い部分を備えている。
ショップ名や商品名はもちろん、
商品ジャンル、用途、お悩み、願望などで検索上位を狙うことができる。
ブログ記事の装飾の豊かさはブログ型に一歩劣るものの十分使えるレベル。

EC特化型と無料でスタート型は、商品の追加や説明文の更新など、商品の魅力を高めるために時間を使う、ブログ型とshopify(ECサイト×ブログ型)は商品よりも、商品が解決するお悩みや、商品を消費することでかなえる願望などについてのニーズを捉えるために時間を使うという違いがあります。

商品中心の更新とブログ中心の更新の違い

キーワードの種類と特徴
検索件数と購入確率は逆相関の関係になる

図にするとこんな感じです。
ショップ名や商品名で検索されたら購入確率はかなり高いですが、件数自体は少なくなりますし、悩みや願望は検索される件数は多いけど購入確率は低いということです。

ダイエットを例に取ると

キーワードの種類具体的なワード
悩み・願望痩せたい・美しいカラダを手に入れたい
解決方法筋トレ(運動)、低糖質・高タンパク(食事)
ジャンル筋トレグッズ、ジム、低糖質食品、プロテイン
商品名シックスパッド、ゴールドジム、ライザップ、タニタのおやつ、ザバス

といったイメージになります。
具体的になっていくと同時に検索数は減っていきます。

Googleは専門的な情報がたくさんあるページをいいコンテンツと評価していますし、この評価基準はECサイトにおいても同様です。

アイテム数が多いショップは少ないショップよりも有利

1種類のプロテインしか置いていないショップより、10種類のプロテインを置いてあるショップの方が評価が高くなる傾向があります。
つまり、ジャンル(カテゴリ)で上位表示をしようと思ったら、商品数を豊富に抱えているショップの方が有利です。

どちらで買い物をしたいですか?のイメージ図
どちらで買い物したいですか?

以前お手伝いさせていただいたハンドメイド素材(布、ボタン、糸など)を販売しているECショップですと、10,000アイテムを超えていました。

これほどアイテム数があれば、自然と検索の受け皿が増えていきます(ロングテールキーワード)から、特にブログを更新しなくても十分にニーズを満たすことができます。(ボタンだけでも大きさや素材の違いで1,000種類ありましたからね…)

アイテム数が少なければ、検索の受け皿が少なくなってしまいますから、より多くの検索ボリュームが見込まれる「悩み」や「願望」についてのニーズを掴みにいかないといけない=ブログを書くということになります。

実際にどんなブログを書けばいいのかについては、コンテンツマーケティングとは?どこよりも簡単に解説しましたや会社のブログがすらすら書けてみんなにモテる構成案のつくりかたで詳しく解説していますので、ご興味があればご覧ください。

まとめ

  1. 固定費をかけたくないなら無料スタート型でのサイト構築がおすすめ
  2. ホームページやブログとしての利用が主で商品販売が従ならWordPress(ブログ型)での構築がおすすめ
  3. アイテム数が多いならEC特化型でのサイト構築がおすすめ
  4. 商品販売が主でブログで集客するならばshopify(ECサイト×ブログ型)

どの方法でもお手伝いはできますが、無料スタート型は本当に簡単ですし、拡張性がそれほど高くないので、ご自身で取り組まれるのがいいかと思います。

参考記事 BASEとSTORESとカラーミーショップを徹底比較【無料で作れるネットショップ】
「初期費用無料!」が魅力の3つのサービスを決済手数料や販売手数料、無料プランと有料プランの違いなどで比較しています。

②以降のWordPressでの構築、アイテム数の多いEC特化型ネットショップの構築、shopifyを使ったネットショップ構築はお力になれることが多いかと思います。

例えば下記のような設計でお手伝いできます。

  • 集客戦略立案
  • サイトマップ作成
  • カテゴリ設計
  • UI設計
  • 構成案の作成
  • 操作方法のレクチャーなど

制作はオリジナルデザインも対応可能ですし、無料・有料テンプレートをベースにカスタマイズすることも可能です。
お気軽にお声がけください。

今すぐ相談する

なぜこんな記事を書くことにしたのか?

最近、中小企業デジタル化応援隊(現在第Ⅱ期)でホームページ制作やECショップ作成のお手伝いをしています。

中途半端な状態で止まっていて、困っている方を手伝う機会がそれなりにあったのですが、この状態がとってもひどい。
前任者がどんなつもりで作ったのかは不明なものの、中小企業のスキルや状況を考慮せずにサイトが作られているケースが多くて驚きました。

お客さんの知識が少ない×支援者が未熟という驚異のコラボが生み出した結果だと思っています。

こういったケースの時は、お客さんと支援者の前提がズレていることが多く、打ち合わせがかみ合わないので、「そもそも…」的なレクチャーをしています。
本記事はそんなお客さん用に作った資料を汎用化したものです。

あまりに出番が多いので公開しました。
この記事がきっかけで中小企業(支援を受ける側)の知識が少しでも高まって、よりマッチしたデジタル施策ができるようになったらいいなと思っています。
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