EFOとはEntry Form Optimizerの略です。
問い合わせや申し込みに使われるエントリーフォームの途中離脱を抑えるために最適化させる方法です。
コトウリの解説
いいなって思った資料の無料ダウンロードを見つけたんだけど、個人情報の入力が面倒になってまあいいやってなりました
ネットでいい感じの商品を見つけて、カートに入れたんだけど、購入手続きでエラーが起きて再度入力しないといけなくなった。
代替品をAmazonで買ったよ。
似たような経験はありませんか?
サイト運営者にとって前者はリストの獲得を、後者は売上を失ったことになります。
機会損失は防ぎたいですよね。
EFOを施すことによって機会損失を減らすことができるようになります。
EFOの具体例
EFOは従来の問い合わせフォームでストレスを感じる部分を軽減することで完了率を高める方法です。
具体的にどういったものがあるのでしょうか?
EFOで代表的な機能はガイドナビ、入力補助機能、エラー防止機能です。
ガイドナビゲーション
ガイドナビゲーションは入力している人のモチベーションを保つ機能です。
必須項目の入力項目数をカウントダウンしていきます。
基本情報入力→詳細情報入力→確認→完了といった工程が必要な場合は、現在の位置を表示するような場合もありますね。
入力補助
入力補助は、利用者の手間を減らす機能です。
今回は例として、よく使われるメールアドレスの@以降の候補を表示させています。
入力補助の機能
- 郵便番号を入れたら住所が入力される。
- 漢字を打つとふりがなが自動入力される。
- 電話番号などを全角で打っても半角に変換される。等々…
といったような入力補助を実装している問い合わせフォームもありますね。
エラー防止機能
後から言われたら腹が立ちますよね。
エラー防止機能はエラーを未然に防ぐことで離脱を防ぐ機能です。
従来のフォームだと「送信」ボタンあるいは「確認」ボタンをクリックすることで入力内容のチェックが行われます。
従来のチェック方法でエラーが出ると、インターネットに慣れていない方だとかなりのストレスを感じるそうです。
後で言われたら嫌になりますが、リアルタイムチェックならストレスを軽減できます。
エラー防止機能例
- エラー項目がある場合は送信ボタンがクリックできない。
- エラーの時は背景色が変化する。等々…
といったようなエラーチェック機能もあります。
どうすれば実行できるのか?
クリック後にチェックするのはPHPでもできるのですが、リアルタイムで変化させたい場合は、JavaScriptで実装することになります。
自力で頑張るか、サービスを提供している会社を探すか、プログラムを作ってもらうかの3択です。
自力で頑張る
Javascriptでプログラムを作って実装します。
WordPressの場合はfunctions.phpへの追記が必要になります。
どちらの方法で実装するとしても、ITに強い人材がいない場合はトラブルに対応できないためおすすめしません。
開発者がいる場合は取り組んでみてもいいと思います。
持ち出しのコストがなくなりますし、メンテナンスを自社でできるのが一番ですからね。
外部サービスを使う
EFOで検索すれば、EFOを導入できるサービスがすぐ見つかります。
機能が豊富で導入まで早いことがメリットです。
導入期間に最低6カ月といった縛りがあったり、月額1万円~3万円といったランニングコストがかかることがネックです。
部分的なリニューアルをする
外部サービスは高機能である分、自社には必要がない機能が付いている場合もあります。
長期的に使う前提で、問い合わせフォームが原因ならば、部分的なリニューアルをするのもひとつの方法です。
費用は10万円~で詳細は実装したい機能によって変わります。
EFOを導入する前に確認しないといけないこと
問い合わせフォームやカートに原因があると特定できればEFOを実施すれば効果が出ます。
それ以外の部分に売れていない原因がある場合は、EFOは思ったような効果は出ません。
原因を特定するにはある程度のサンプル数と的確な分析が必要です。
まずはサンプル数を稼ぐ
ホームページにおけるサンプル数はアクセス数と購入件数です。
サンプル数がなければ分析することができません。
Web広告を使う、あるいはサイトを育成することでアクセス数を稼いで、どこに原因があるのかを探りましょう。
どこに原因があるのかを分析する
売れない、申し込み件数が少ない原因は問い合わせフォームやカートだけではありません。
どこで離脱(他のページへ行ってしまった)したのか、なぜ離脱してしまったのかを分析しましょう。
分析の結果、問い合わせフォームで離脱しているのではなく、商品ページで離脱しているのであれば商品ページを見直す必要があります。
EFOをする前に画像を差し替えたり、コピーを見直した方が成果が出るでしょう。
離脱の原因を分析して改善していく優先順位を付けることが大切です。
もし、問い合わせフォームやカートでの離脱が目立つならばEFOの出番です。
まとめ
- 問い合わせフォームの入力は面倒。
- EFOは面倒な部分を軽減する機能があり完了率が上がる。
- EFOを導入する方法は複数ある。
- 申し込み数が少ない原因を分析して優先順位を付ける。
- 問い合わせフォームでの離脱が目立つならばEFOを考える。
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