【事例あり】ミッションやビジョン、パーパスなど作成の7ステップ

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お客さんには「作った方がいいですよー」と言ってるのに、自分のところのミッションが定まってないなと思い、定めることにしました。

結論としては、「やってよかった」です
頭の中にあるものを言語化することで、自分が何をしているのか、事業を通じて何を実現したいことがはっきりしますし、悩んだ時の羅針盤になるからです。

コトウリについてなどで掲載しているのは概要のみですが、本記事ではどうやって組み立てたのか、なぜこういったメッセージになったのかなどについて詳細に解説しています。コトウリの事例なので、「これから作りたい!」といった方や、コトウリにご関心を持っていただけている方は参考になるかと思います。

そもそも「なんで作る必要があるの?」とか「メリットやデメリットは?」と思っている方はミッション・ビジョン・バリューを定める理由と15のメリットをご参考ください。あちらには一般論を書いていて、こちらは主観で書いてます。

目次

作成の具体的な7ステップ

  1. フィロソフィーを言語化する
  2. 事業を決める
  3. ビジョンを描く
  4. ミッションを決める
  5. バリューを言語化する
  6. プリンシプル・クレドを作る
  7. パーパスを作る

6や7は別になくてもいいですが、作っておくと拡大する際(資金調達や雇用など)や販促物を作る時に便利なので、一緒に作っておきましょう。

それぞれの言葉の関係図はこんな感じです。

経営関連ワードのイメージ図

フィロソフィーがすべての地盤になるので最初に定めて、何をするのか、行動によってどういった変化をもたらすのか、行動する上でこだわりたいことや価値観をしっかり定めて、具体的な行動規範や社会との関わり方について決めるといった流れです。

順番に解説していきます。

1.フィロソフィーを言語化する

コトウリのフィロソフィーは、

  • 「Webは素晴らしいものだ」
  • 「もっとWebを使って欲しい」
  • 「クリエイターやエンジニアなどがもっと報われて欲しい」

といったものです。

フィロソフィーは「そもそも起業した理由な何?」というもので、起業する理由は創業者の個人的な義憤(世のため人のために怒ること)がきっかけです。
そのため、「なぜなぜ分析」というフレームワークを使って、根っこの部分を明らかにしていきます。

なんで起業したの?

一生懸命作ったホームページ。公開するまではお客さんも取り組んでくれるのに、公開したら全然更新されてないことがたくさんあった。制作会社は制作することが目的であって、納品した後は知ったことじゃない(というか、忙し過ぎてそこまで手が回らない)というスタンスはおかしいと思ったから。

それはどういうこと?

お客さんがホームページを作成、あるいはリニューアルするのは「集客したい」「売上を上げたい」「情報を伝わりやすくしたい」などの課題を解決したいからであって、ホームページがほしいわけではない。それなのに、お客さんも制作側も手段が目的にすり替わっていて、それに違和感を感じてないのがおかしいってこと。

なんで他の人は感じないんだろ?

ホームページへの捉え方が異なることが原因。お客さんは「よく分からないもの(だから依頼する)」であって、「活用するもの」ではないという考え方で、制作側は「作るもの(商品)」であって、その後はご自由にどうぞという考え方。

自分のやってる仕事やおかれている環境が価値観を作っているから、お客さんと制作側には埋められないレベルのギャップがある。職場ではそれぞれの専門用語が飛び交っていて、普段使っている言葉も違うから、異文化コミュニケーション的に対応しないと上手くいかない。

なんでそれが分かったの?

あまりにも不思議だったから、中小企業のWeb担当として転職してみた。200人くらいの会社で、改善できる点が大量にあったのに、誰も「問題」として認識してなかったし、「ホームページは活用するもんじゃない」という文化が根付いてた。この文化を転換させたことがきっかけで、もっと世に広げたいと思って起業することにした。

といった感じで「なぜ起業したのか?」「それってどういうこと?」などを繰り返して、はじめましての人が理解できるレベルまでかみ砕いてみましょう。頭の中で考えてるとループしてしまうことがあるので、紙やキーボードで書き出すことをおすすめします。

「クリエイターやエンジニアがもっと報われてほしい」というのは、すごい技術を持ってるのに高給取りじゃなくて、スキルはないけど口の上手い人が高給取りなのがおかしいと思ったからです。これも自分の経験から出てきた考え方ですが、冗長になるので割愛します。

2.事業を決める

コトウリの事業は

  • Web活用の伴走支援
  • Web分析・解析支援
  • Web制作事業
  • 勉強会・セミナー事業
  • メディア運営

といったものです。

自分が得意で、プロとして報酬をいただけることを事業にしましょう

コトウリはWebを活用することで企業が目的としていること(売上拡大、業務効率化、コストカット)をサポートするために必要なメニューを取り揃えています。

パンフレットやWebサイトの作成といった大掛かりなものや元になるものはプロに頼んで、Webページの追加や更新、チラシの作成など普段使いの販売促進は外注よりも内製した方がいいというのがコトウリの考え方です。

そのため、活用のアイデアや考え方をOJTで支援するWeb活用の伴走支援を柱に、ホームページの現状をアクセス解析で可視化して、改修が必要な場合は制作支援を実施、個別の勉強会やセミナーでリテラシーを底上げしつつ、自社メディアを運営することで事例を作るというエコシステムを構築しています。そのうちEC事業も始めたいと考えています。

3.ビジョンを描く

コトウリのビジョンは

クライアントの情報発信力を高め、人々の生活をより良いものにする。

というものです。

あなたの起業した理由(フィロソフィー)を元に、事業を通じてどういった未来や社会を作りたいのか描きましょう。願いでもOKです。でっかくいきましょう。

デジタルマーケティングの手法・技術を提供することで、情報発信、販売促進などのコミュニケーションの内製化を支援します。クライアントの委託・外注比率を下げ、コミュニケーションの質と頻度を高めます。企業の競争優位性と発信力を高めることで、これまで埋もれていた素晴らしい商品やサービスの情報が必要している人の元に届くようになり、代替品や無消費の状態で我慢していた人の生活をより豊かで便利になものにします。

というものです。ブログを通じて発信しているのも、記事を見た誰かの情報発信力が高まればいいなといったビジョンがあるからです。

4.ミッションを決める

コトウリのミッションは

  1. デジタルマーケティングの手法や技術、考え方などを発信する
  2. テストを重視する
  3. まずは自ら実践する
  4. 変革を支援する
  5. 成果が出るまで伴走する

というものです。

あなたがどう事業をするのか、こだわりを書き出しましょう。「他との違い」になります。
下記のように「なぜそのミッションにしているのか」について主語を自社にするといい感じになると思います。

デジタルマーケティングの手法や技術、考え方などを発信する

ブログを中心に発信します。コトウリは動画よりブログが好きです。ブログなら飛ばし読みができて、読み手の時間を必要以上に奪わないからです。

テストを重視する

すべての施策は仮説は立てて実行します。ただ、実際に公開してみないと分からないことは多いです。テストの結果はユーザーの声を反映しているため、常に正しいです。だからコトウリはテストを重視します。

まずは自ら実践する

「〇〇がいいらしい」といった口だけの方や、更新しないホームページを持っている人になりたくありません。コトウリはコンテンツマーケティングを自ら実践します。

変革を支援する

コトウリは変わりたい人をデジタル領域から支援します。変わりたくない人を変えれるほど余力も時間もありません。特にトップのコミットメントは重要です。

成果が出るまで伴走する

成果を出すには調査、分析、特定、改修提案といった外せないステップがあり、スムーズに進んでもある程度の時間はかかりますし、状況によってはそれなりの費用や時間がかかることもあります。コトウリは成果にコミットします。

5.バリューを言語化する

コトウリのバリューは

  • ユーザー志向
  • コミュニケーション
  • 熱意
  • スピード
  • 成長
  • 柔軟な対応

といったものです。

バリューは事業(行動)で大切に思っていることやお客さんが価値に感じていることを書き出しましょう。バリューを定めることでお客さんが選びやすくなりますし、言語化することで、トレードオフについても定義することができます。

トレードオフとは?

焼き肉食べ放題やジャンクフード店で低カロリーは両立しないですよね。「高品質・低価格」みたいなことを言ってるところもありますが、これも両立しません。「お値段以上」というのはあり得る話ですが、両立しないものを提示するのは不誠実だと思います(言いたくなる気持ちは分かりますが…)。

コトウリは顧客第一ではなく、ユーザー第一で考えています。いいじゃんと言ってくれる方もいますが、クライアント(の考え)を最優先にしないことがあります。そのため、イエスマンを求めている方には向いてないです。また、打ち合わせ内容などは資料にして必ず確認していただくようにしています。ただ、資料を見ない方にとっては意味がありませんし、確認が面倒という方もいます。

何を優先しているか、丁寧と面倒の境界線など、人によって様々なので、しっかりと言語化しておくことをおすすめします。両立しない概念を定義しておくと、「やらないこと」や優先順位を決めることができるので、明確な判断基準にできます

コトウリのトレードオフ

  • ユーザー志向⇔言いなり(≠作業)
  • コミュニケーション⇔おまかせ(自動化)
  • 熱意⇔丸投げ
  • スピード⇔正確さ
  • 成長⇔現状維持
  • 柔軟な対応⇔サービス時間

現在、将来的な内製が前提で、本気でデジタルマーケティングを実践したい方はコトウリは最高のパートナーになりますが、自分の思い通りのものを作ってほしかったり、全部おまかせでやってほしい方にとってはコトウリは向いてないということが分かります。

6.プリンシプル・クレドを作る

「従業員心得」的なものでバリューをさらにかみ砕いた行動規範になります。お客さんに提示する場合はサービスレベルというものになります。明文化しておくと、個人の感想(解釈)に依存しないで「組織の当たり前」を定義できるので、品質管理に有効です。

バリューを元に、現在やっていることを書いておきます。

ユーザー志向

お客さんからヒアリングもするものの、アクセス解析やユーザーからのコメント・問い合わせなどを元に仮説を立てる。ユーザーインタビューやアンケートなどの結果を重視する。

コミュニケーション

打ち合わせは資料をベースに実施、打ち合わせが完了したら資料に反映して共有。指摘がない場合は承認したと見なす。

熱意

お客さんの熱意がない場合は断ってよい。お客さんの熱意を引き出せそうならチャレンジするのは可。

スピード

営業時間外、MTGなどの返事ができない場合を除き、1時間以内にリアクションをする。リアクションできない場合でもリアクションできないことを伝える。

成長

時間をもらった場合は、相手に気づきや新しいことなど何か成長ができるようなトピックを含める。打ち合わせに則したトピックや前回の話に関連するものを選定する。

柔軟な対応

提供できる枠内ならばできる限りお客さんに合わせる。テンプレートでの説明をするのではなく、お客さんのレベルに合わせた資料作りや説明をする。

7.パーパスを作る

コトウリのパーパスは

情報発信力を高めてイノベーションを誘発し社会に貢献する

です。

あなたの事業(ミッション)で社会的な課題をどのように解決するのかを考えてみましょう

社会的な課題なので、SDGsの17のテーマを使って考えてもいいと思います。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基礎をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

17のテーマの中には169のターゲットがあります。
関心があるテーマの中で、あなたが貢献したい!と思うターゲットを見つけましょう。

コトウリは

「4.質の高い教育をみんなに」の中にある
4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。

「8.働きがいも経済成長も」の中にある
8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。

ならサポートできると思って活動しています。

SDGs17の目標で詳しく閲覧できるので探してみてください。

おまけ:スローガン・メッセージを作る

これまでに定義した考え方や言語化してきたものを元にメッセージを作りましょう。名刺の裏に載せたり、トップページのメインビジュアルに使いたくなるような、非常に強力で芯の通ったメッセージが生み出せるはずです。

コトウリは

「さあ、内製しよう!」

というメッセージと、下記のようなサブコピー案ができました。

商品やサービスを一番知っているのは自分たちだし、お客さんを一番知っているのも自分たちなのに、コミュニケーションを外注するのはおかしくないですか!?広告表現や制作はお客さんとのコミュニケーションなんだから、丸投げせずに一緒にやりましょう。誰に何を伝えるのか分かってるなら、どう伝えるかなんて場数を踏めばいいんです。表現方法や手段はお伝えします。さあ、内製しよう!

情報発信の機会が増えればお客さんとの接点が増える。
接点が増えれば好きになってもらえる機会も増える。
お客さんと頻繁にコミュニケーションをしよう。

すべての接点でコミュニケーションの質を高めよう。
質の高いネタは四六時中お客さんのことを考えないと生まれない。
だからいいネタは内製からじゃないと生まれない。

パンフレットよりチラシの方がたくさん作れる。
チラシよりブログの方がたくさん作れる。
今すぐブログを始めよう。

一貫したメッセージを届けよう。
言ってることが変わらないように気を付けよう。
信用を失ったタイミングの多くは教えてもらえることがない。

どの接点においても水準以上の品質と体験を届けよう。
自分たちの基準を示そう。
根っこになるのは哲学や価値観だ。

まとめ:ミッションやビジョンを作って仕事に活かそう!

ミッションやビジョンを作るメリットはミッション・ビジョン・バリューを定める理由と15のメリットで詳しく解説してますが、作る側にとっての最大のメリットは事業に携わる関係者の意識を一本化する柱ができることです。

個人的にフィロソフィー、ミッション、バリューの順で大事だと思っています。ビジョンに共感したとしても、社内風土・文化(フィロソフィー)が合わないと息苦しいですし、業務は能力があればこなせるけど、ミッションやバリューが合わないと「私のやりたい仕事はこれじゃない!」って、しんどくなってしまうからです。

スキルや能力よりも、会社の雰囲気や一緒に働く人との相性がいい方がよっぽど大事。もし、本記事を読んで「コトウリと相性がいいかも」って思った方は相談するから声かけてください。一緒に仕事をしましょう!

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