令和4年度の情報技術者試験は4/17(日)に開催されました。
情報処理推進機構(IPA)が主催している試験で、高度情報技術者の足掛かりになる試験です。
ITスキル標準レベルではレベル3と呼ばれています。
ITスキル標準レベルとは?
プロフェッショナルとして価値を創出するために必要なスキルの度合いで、全部で7段階あります。
「7段階の内、レベル3って大したことないやん」と思ってたら
レベル7が世界レベルで、レベル6が業界内の有名人レベルなんだから、レベル3が一人前になるわけですよ。
レベル0(そんなものはないですが便宜上作ってみました)をウチの父母レベルと設定するなら、応用情報技術者はレベル3なのでちょうど真ん中に位置します。
結構難しかったです。
応用情報技術者試験を受けた感想
午前が4択問題80問、午後が大門5問(1問必須、4問選択)記述式の試験です。
午前も午後も制限時間は150分(2時間30分)で、午後の方が余裕がなかったです。
午前が早めに終わって昼食を摂って、ちょうど眠くなる時間帯で午後がスタートするのが大変かもしれません。
20代後半~30代が中心で、私と同じ年代~少し先輩の方はちらほらいらっしゃいました。
応用情報技術者試験の難易度と勉強した感想
ITパスポート(IP)、情報セキュリティマネジメント(SG)、基本情報技術者(FE)を受けてきたので、午前試験のレベルがはっきり上がっていると言えます。
情報セキュリティ分野に限っていうならば、情報セキュリティマネジメント(SG)≧応用情報技術者(AP)かもしれませんが、総合的な難易度はIP<情報セキュリティマネジメント<基本情報技術者<応用情報技術者の順番になっています。
単語が頭に入っていないと時間内に解くのが難しいので、とても上手くできてる制度だと思います。
基本情報までに勉強したことがしっかり定着した上、知識の幅も広がったのでとてもいい学びの機会になりました。
午後問題の演習をする中で、これまで暗記で答えていたネットワークの仕組みが理解できたり、MySQLの環境を整えてデータベースも面白いなーと思えたのが、一番の収穫かもしれません。
余暇ができたらもっとしっかり学びたいと思います。
応用情報技術者の合格率など統計情報
18.5%~27.5%で推移しています。全体的な流れで見ると、易化傾向にあるように見えます。受験者のリテラシーが高まっていて、相対的に簡単になっているのかも。
1度につき25,000人から43,000人が受験しています。年に2回ある試験なので、年間だと約60,000~70,000人が受けている試験ですね。
応用情報技術者試験の結果(6/24追記)
合格しました!
午前も午後も似たような点数ですがひと安心です。
賞状が届いたら差し替えますがとりあえずの速報です。
応用情報技術者試験の合格証書
免状番号は免除試験に使うので隠しています。
応用情報技術者試験の勉強に使った参考書
午前はキタミ式イラストIT塾で頭に土台を作って、午後は午後問題の重点対策と合格教本を使いました。
時間に余裕がない方はキタミ式と緑本と呼ばれる午後問題の重点対策だけでいいかもしれません。
勉強方法
ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者と段階を追って勉強してきたので、午前対策は過去問を3年分くらいこなして慣れておけば問題ないと思います。
ITパスポートは単語を覚えていればほぼ正答できる、基本情報は類語も覚えておけば正答できる、応用情報は違いが分かっていれば正答できるといった感じです。
午後は過去問を5年分ほど解いて、平均点が高い科目を主体にしました。
文系科目と呼ばれるサービスマネジメント、プロジェクトマネジメント、監査、経営戦略はそれほど対策がいらないと思いますが、経営戦略は簿記や会計の知識があった方がいいですし、悪問が出る可能性もあるので保険として複数科目を解いておくことをおすすめします。
私はネットワークとデータベースを保険にしました。
資格の勉強を捗らせるアイテム
専門書は重たいので、持ってると疲れますし、テーブルに置いてのぞき込むと姿勢が悪くなります。
しかも、同じページを開いている時間が長いので、ブックスタンドをおすすめします。
クリップがしっかり押さえてくれるので、該当ページをグリップしてくれます。
私のように「書かないと頭に入らない」という人にはぴったり。
秋試験はプロジェクトマネージャー試験を受ける予定です。
2022年12月追記。合格しました!