5月に読んだ本

5月に読んだ本サムネイル

5月は3冊。中小企業診断士の勉強を本格的に始めた(遅いのかもしれませんがw)ため、移動時間に消化する程度となりました。漫画を読む時間を減らせば消化できるのかもしれませんが…。時間の使い方について考えさせられますね。

今回もおすすめしたいと思った本だけタイトルにリンクを設置。アマゾンに飛びます。書籍の紹介は、個人的なおすすめ順で並べてます。

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目次

ファスト&スロー(上)

副題は「あなたの意志はどのように決まるか?」です。ノーベル経済学賞を受賞しているダニエル・カーネマンの著作です。「行動経済学」関連の書籍だと最も有名ではないでしょうか。

訳書特有の読みにくさから、私が最初に手に取ったときは難しく感じました。

しかし、「行動経済学の本で何がおすすめ?」と聞かれたら、迷いなくこの本をおすすめします。それくらい本質的なことが書かれています。

様々な書籍を読んだ上で本書を読むと、この本がベースになってるんだなーというのを強く感じるでしょう。ヒューリスティク(近道の解決法)とバイアス(ヒューリスティックに頼ることで起きる典型的な思考のクセ)について、これほど詳しく解説してくれている書籍はありません。しかも、経験則ではなく実験データに基づいてます。

思考のクセ、いわば「わかっているけどやめられない」ものです。知っていたとしても、ついついやってしまうなんてこともあり得るでしょう。しかし、知っていれば一歩踏みとどまれる可能性があります。ここの知っていると知らないには大きな違いが生まれます。

ファスト&スロー(下)

下巻は上巻の内容をベースに、理屈で考えるとおかしい思考のクセについて解説してくれます。なぜ、合理的でない行動を取るのか、勘違いが起きるのか、などについて理解できます。マーケティングに応用できる理論もあります。読み進めていくと、巷にある広告やランディングページなどのテクニックを説明できるようになるでしょう。

下巻の目玉は論文が二本読めること。本書の元になった「不確実性下における判断ーヒューリスティクスとバイアス」いわゆるプロスペクト理論についてと、マーケティングに応用できる「選択・価値・フレーム」が掲載されています。まさに原典と呼べるものなので、ぜひご覧ください。考察や要約もあるので、お時間がない方は、ここだけでも目を通すのといいでしょう。

スーツの適齢期

著者の片瀬氏は「王様の仕立て屋」という漫画の監修をしている方です。漫画はイタリア服(紳士服)をテーマに、職人(主人公)とお客の人間ドラマ。2003年から現在まで連載が続いています。基本的には一話完結。大好きな作品なので、監修者の方にも目が向いた次第です。

本書のターゲットは50歳以上の男性です。読むと服が欲しくなりますし、私はオーダーシャツを仕立てました。上までボタンを留めても苦しくないですし、左手に腕時計をするので、右手よりも2cmほど大きくするなどの細かい調整ができて快適ですよ。

自営業だと「服なんてどうでもいいかー」となりがちですが、身だしなみは無言のコミュニケーション(相手に対しての敬意や気遣い)と考えるなら無下にできないですよね。あまり服に興味を持ってない人にとっては、新しい視点をもらえる本です。

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