4月は業務効率化と契約についての本を読みました。便利なアプリを知っていれば得をしますが、法律を知らなければ損をする可能性があるからです。全部で5冊。参考になれば幸いです。
個人的な勉強会のテーマが基本契約書や著作権だったことも影響しているのかもしれません。
今回もおすすめしたいと思った本だけタイトルにリンクを設置。アマゾンに飛びます。書籍の紹介は、個人的なおすすめ順で並べてます。
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Google式10Xリモート仕事術
「リモートワーク」がバズワードになった時期に出版されて、積読になっていた本。画像が多く、解説が丁寧なので「ほとんど使ったことがないよー」という方の入門書にいいと思います。
クラウドが当たり前の人と、クラウドを使っていない人を比べると、時間の使い方が大きく違います。お金も時間も「チリが積もれば山となる」です。さっさと終わらせて、余暇の時間を作りましょう。
私はクラウドを使ってる側と思っていたのですが、使ったことがないアプリもいくつかありました。すぐに取り入れたのは「Google Keep」というメモアプリです。これまでは備忘録としてLINE Keepなどを使っていたのですが、Google Keepに乗り換えました。
URLの貼り付けも楽ですし、思いついたらスマホでも更新ができるため、テキストメモよりも使い勝手がいいです。しっかり覚えておきたい内容や、思考をめぐらす時は手書きのノートを使ってます。
クリエイター六法
駆け出しのフリーランスや、初心者クリエイターにおすすめしたい本です。デザイナー法務小僧というWebサイトを運営する弁護士の田島先生、宇根先生が実際のトラブルを元に執筆した書籍です。
経験を積んだクリエイターなら思わず「あるある」と言ってしまうであろう事例の数々を元に、何をすればトラブルを回避できるのか?などを教えてくれています。
痛い目を見た時に、「駆け出しのフリーランス」も「ベテランのフリーランス」も同列だって気づきますし、会社のありがたさがわかります。法律は単なるルールであり、弱者の味方ではありません。知っていれば避けられるトラブルはたくさんありますよ。
面倒だけど、勉強しましょう。
オタク六法
こちらはクリエイター六法よりもさらに手前の部分を解説してくれてます。専業クリエイターよりも、「推し活」を熱心にしている表現者におすすめの本。作る・見る・楽しむ・仕事にするなどのテーマでまとめてくれています。「好きが高じて仕事(副業)に」なる・なった時に知っておくとすっきりすると思います。
おそらく、トラブルになったタイミングで手に取るかと思います。体系的にまとまっているので、これから独立しようとか、副業を始めようとしている友人が周りにいたら、勧めてみてください。
ライセンス契約のすべて(基本編・実務応用編)
オタク六法 < クリエイター六法 < ライセンス契約のすべて
という順番でお考えください。
この2冊についてはセットで購入することをおすすめします。また、すべてを通読する必要はなくて、ご自身のビジネスに関係する場所だけご覧になるのがよいでしょう。法律の専門家でもなければ、辞書的な使い方をするべき書籍だと思います。
本棚に収めておけば、ものすごく心強いですw
特許、商標、著作権、ソフトウェアライセンス、ノウハウライセンス、製造・販売ライセンス、製造、輸入、国内販売、コンサルティング契約、成果物使用許諾付請負契約についてのビジネスモデル、リスク分析、関連す津法律・許認可など、契約書のチェックポイントとモデル契約書の日本語版と英語版が掲載されています。
リスクマネジメント、失敗事例、交渉術と基本編で扱わなかった契約(技術援助、商品化、製薬業界、ロイヤルティシェアリング、クロスライセンス、アフィリエイト、パッケージ、サブライセンス、フランチャイズ)についてのビジネスモデル、リスク分析、関連す津法律・許認可など、契約書のチェックポイントとモデル契約書の英語版が掲載されています。
「知らなかった」を減らそう
便利なアプリを知っていれば得をしますが、法律を知らなければ損をする可能性があります。
痛い目を見ないと必要性に気づかず、必要性に気づかない内は勉強に使うのは時間とお金の無駄と感じるかもしれません。
しかし、一回の失敗(痛い目)で嫌になってしまうこともあります。知識は「転ばぬ先の杖」です。
仲間がいれば立ち上がれるかもしれませんが、一人で活動していたら相談する相手もいません。せっかくの才能がフェードアウトしてしまうのはもったいない!
本屋さんに立ち寄る機会があれば、ご紹介したジャンルの書籍をパラ見してみてはいかがでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。