2月のマーケティングコラム(新規開拓とインボイスと用語集)

2月のマーケティングコラムサムネイル

2月はペーパーサミットというイベントが2/17と2/18にあったため、非常にバタバタした1か月でした。

昨年に続いてイベントの広報を担当させていただきました。

Webサイト、SNS(Twitter、Facebook)、広報(メディア対応)を横断的にやったため、非常によい経験になりました。

こちらについては別記事でまとめます。

目次

スマホゲームの新規開拓

ポストを開けると大量に入っているDMやポスティングのチラシ。

あなたはどうしていますか?

大半の人は見もせずに捨ててしまうのではないでしょうか。

そんな中、手に取ってしまったのはこんな「招待状」でした。

「Invitation to “EGOIST”」

これは、「ブルーロック」という漫画で使われた招待状です。

『ブルーロック』(BLUELOCK)は、原作:金城宗幸、作画:ノ村優介による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2018年35号より連載中。2021年5月に第45回講談社漫画賞の少年部門を受賞。2023年11月時点で累計部数は3000万部を突破している。

wikipediaより

中を開くと、招待状を模したアプリゲームの案内告知がありました。

ブルーロックの招待状の中身
ギフトコードやインストール用のQRコードは消してます。

新規開拓には柔軟な思考が必要

アプリをインストールしてもらおうと思ったら、通常は2つの方法を考えます。

  1. Apple StoreやGoogle playといったアプリストアのカテゴリ内で上位表示を目指す
  2. アプリ広告を出して興味のありそうなユーザーに広告を表示する

しかし、今回の手法はどちらにも当てはまりません

アプリストアを見ていない層やアプリを使っていない層にアピールできる可能性があります。

「できるだけ戦わない」「有利な環境で戦う」というのは、見習うべきだと感じました。

また、大ヒット漫画のゲームですら、こういった手法を取らないといけないということは、スマホゲーム市場の競争がすごく激しいことの表れだと思います。

レシートから見るインボイス対応

「当店は適格請求書発行事業者です。」といった掲示を見かけることも多くなりました。

適格請求書発行事業者の場合は、Tから始まる13桁の番号を提示します。

普段は意識しないのですが、忘年会の時に興味を持ちました。

会場になったイタリア料理店の店主が手書きしながら、「めちゃくちゃ面倒だ」と言っていたからです。

お困りごとの解決はビジネスの種です。

他の店舗はどうなのだろう?と思って調べてみました。

未対応、手書き、はんこ、システムで印字という4種がありました。(手書きのレシートは手元に残ってなかったのでイメージ)

繰り返しの作業を行うのであれば、手がかからない方が合理的です。

最も合理的なのはレシートに印字されている状態。これまでとまったく変わりません。

しかし、古めのレジを使っているところはシステムの改修が必要になります。

ゴム印を新たに作るか、領収書用の角印を作り直すほうが手軽ということでしょう。

もし、手書きをしているお店があったら、「ゴム印作ったら?」と教えてあげてください

とても喜んでくれますよ。

ニュースリリースから学ぶ用語集の必要性

PR TIMESでリリースが出されていた調査結果で興味深いものがありました。

IT企業のマーケティング事業部に所属する勤務年数3年以内の方501名を対象に、「マーケティング用語の理解度チェック」に関する調査

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000064362.html?fbclid=IwAR1qu9vyHr9cWkH0DG8cB_–Il_cUik-Qx5l6Nr1CH56SPRjg10HVaNbaEU

マーケティング用語にはCPA、ROI、PPCなどの略語がたくさんあります。

業界内では意識せずに使われている言葉ですが、正直「わけがわからない」と思う方が多いのではないでしょうか。

日本語に直すと下記のようになります。()内はさらにかみ砕いた表現

  • CPA(Cost Per Acquisition(Action)):顧客獲得単価(問い合わせや申し込み1件あたりの費用)
  • ROI(Return on Investment):投資効率(利益を広告費用などで割ったもの、費用対効果)
  • PPC(Pay Per Click):クリック課金(1クリック〇円のように広告で支払う手法)

マーケティング事業部に所属する人でも、このあたりの「略語」が頭に定着するには時間がかかるようです。

従事していても苦労するのに、これから取り組もうと思っている人にとってはチンプンカンプンになりますよね。

この事例から学べる内容は2つあるかと思います。

  • 自社の教育をより効率的にするにはどうすればいいだろう?
  • 紹介してもらえるニュースを作るにはどうすればいいだろう?

社内教育のためのマニュアルを作る

知識や専門用語が定着するのに3年程度かかるのであれば、3年未満に向けた用語集やマニュアルの需要は高いと言えるでしょう。

新卒向けの資料や部署が変わった際に、できるだけ早く力を発揮してもらうのに有効です。

「本人の自主性に任せる」といっても、慣れない間は何を質問していいかすらわかりません。

「そんなの当たり前」という前に、当たり前の定義を示してあげる必要があると思います。

ニュースを作って知名度を上げる

調査には時間と手間(費用)がかかります。

客観的なデータは業界内外を問わず重宝されます。

インターネットだと、「いい記事だ!」ということでリンクがもらえますし、調査をしてくれた組織への好感につながります。

先述の調査会社はニュースを企画する会社です。

「ウチにはネタがない」というよりも、「どういうニュースに自分が反応しただろうか?」「世間は反応するだろうか?」といった視点でネタを考えたほうが楽しいですよ。

用語集は対外的に有効か?

用語集をコンテンツとして作れば、「専門性の高いサイト」として認識される可能性はあります。

また、ちょっとした疑問は検索ボリュームが大きいため、たくさんの訪問者が来てくれる可能性もあります。

しかし、自社商品・サービスへの関心が高いか?という点においては疑問符がつきます。

「訪問者は増えたけど、問い合わせは増えなかった。」なんてことになりかねないからです。

集めた訪問者とのつながりを作れるような「しかけ」が施せるなら有効、やみくもに用語集だけをつくっても意味がないと思います。

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