コトウリのロゴを新しくしました。
せっかくなので、「制作過程を紹介してみたい」と思って打診してみました。
なぜなら、これからロゴをつくりたい、新しくしたいと思っている事業者の参考になると思ったからです。
また、クリエイターにとっても他のクリエイターの制作過程や思考プロセスというのは関心が高いのじゃないかな、と思っています。
ほぼ原文のまま使っています。もしかしたらお見苦しい部分があるかもしれませんが、ぜひご覧ください。
お願いしたのはロゴと名刺です。納品が終わった後に下記のように打診しました。
相談なんだけど、制作過程の資料とかって秘密にしといたほうがいい?
公開しても問題ないならブログで紹介しようと思ってたりする。
別にいいよー
逆にこちらでも公開させてもらえると嬉しい(いつになるかは知らんけど)
ご快諾いただいたので、今回のコンテンツが生まれました。
ビフォーアフター
beforeは自分で作りました。結構気に入っていたんですが、見比べてみると全然違いますねw
お願いしてよかったです。
ロゴの制作過程
まずはコトウリからの情報提供。
PDF(21ページ)で作っている事業紹介をお渡ししました。
ほどなくして下記のようなスライドが届きました。
ロゴに込めた想いを言語化してくれてますね。
次に、言語化した想いからキーワードを抜き出して、ロゴのヒントにしていくようです。
そして、生まれたのがアイデアラッシュ。
ローマ字でつくったほうが洗練されているように見えます?
甥っ子が選んだのは卵とインターネットイメージライン(3枚目の画像の中段)でした。しかも即答w
しかし、カタカナにこだわりがあったので3択でした。
なぜなら、コトウリという屋号は「コトワリ」と「コロンブスのたまご(アイデア)」が合わさってできた屋号だからです。
英字がロゴになってしまうと、根幹を揺るがすことになってしまいますw
だから、カタカナモチーフのロゴを前提に選んだ上で、注文をつけました。
お客様がお持ちの理(コトワリ)を大切にしたいという部分を継承してほしいですー
ウとワにポイントが欲しいということですね!
OKです!
ということで、できたのが下記のパターンです。
半円をモチーフにした理由を聞いてもいいですか?
円も作ったんですけど、半円のほうがロゴ的に収まりが良いので半円にしました。 半円でも球体をイメージさせる感じにしてます。半円だと、少し重さがあるので、下弦にして軽さを出して卵モチーフと雰囲気が連動するようにしてます。
半円は基本は理の璞(あらたま)をイメージしてます。
理 (り、Lĭ)とは、中国哲学の概念。本来、理は文字自身から、璞(あらたま)を磨いて美しい模様を出すことを意味する。そこから「ととのえる」「おさめる」、あるいは「分ける」「すじ目をつける」といった意味が派生する。もと動詞として使われたが、次に「地理」「肌理(きり)」(はだのきめ)などのように、ひろく事物のすじ目も意味するようになる。それが抽象化され、秩序、理法、道理などの意に使われるようになった。
ウィキペディア
下弦のほうが好き。
といった流れで現在のロゴになりました。
カラーがイエローになった理由は、金のたまごをイメージしてもらいやすいかなーと思ったからです。
これまでのカラーは赤(情熱)をイメージしてました。
ぶっちゃけ話:仕事はやりやすかった?
仕事が終わった後に聞いてみました。
調整のお願いとかのやり取りはやりやすかった?
やりにくかった?
やりやすかったと思うよー
片岡さんは多分webでデザインを依頼し慣れてる感じがした。
言葉上だけでやりとり完結できる人の方が珍しい。
指示書をパワーポイントで作ってPDFでお送りしてました。
お互いの認識違いがあったら、ストレスですからね。
それはよかった。
言語化って難しいからね。
だから、間に入るってお仕事が生まれて、ご飯が食べれてるわけだけど(ありがたや…)
他の人なら大体一回はズームか対面やると思う。
あと片岡さんの人物像を知ってるから、やりやすかったのもあるねー
感覚を掴むためにサロンもいったし。
サロンというのは、クリエイティブサロンのことです。
過去・現在・未来を語るメビックの名物イベント。
ロゴを元に名刺も新調していただきました。ご対応ありがとうございました!
面白かった!興味深かったなどのコメント待ってます。