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ネット集客をするには、メールマーケティングはとても重要です。
なぜなら、お客さんは毎日忙しいですし、絶えず刺激を受けているからです。
お客さんの優先順位は本業や家族や友人、次点で楽しいコンテンツ、お気に入りの情報提供アプリを開いて情報をゲット。
流れてくる情報を捌いていたら時間がなくなっている中で、興味のないことに時間を使ってる暇なんてありません。
ファンになってくれれば情熱を注いでくれますが、ビジネスとなれば必要性に迫られるか、困らない限りは検索なんてしません。
だから、以前来てくれたお客さんが、その後もあなたのブログに通ってくれると思ってはいけません。
こちらから自動で役に立つ情報を届けて定期的に思い出してもらわないといけないのです。
メルマガはWebツールの中でも数少ないこちらから働きかけることができるツールです。
自社で構築するのは大変ですが、システムの専門家がいなくても、メール配信システムを利用すれば簡単にメールマーケティングができます。
最低限おさえておきたい機能と、あなたの状況や業種に合わせてメール配信システムを選びましょう。
なんでメールマーケティングが重要なの?
ネット集客は、ブログやホームページなどが中心になるので、基本的には「待ち」(プル型)です。
訪問者の悩みや願望が顕在化して検索しないと出会うことができません。
メールマーケティングだと、「自分のタイミングで発信できる」ため、プッシュ型ツールと呼ばれています。
継続的な情報発信ができるので「ファンを作る」というネット集客の根本を押さえていますし、SNSに比べて「読者との距離が近い」「反応が分かりやすい」「購買につながりやすい」というメリットがあります。
では、メールマーケティングをするために、メール配信システムを調べてみたら…
- 「何が違うのか分からない」
- 「どういったことができるのか分からない」
- 「自分に合ったメルマガスタンドが分からない」
といった疑問が出てきます。
どういったことができるのか、メール配信システム会社別の機能やプランなどを順番に見ていきましょう。
そもそもメール配信システムを利用すると何ができるの?
システムがあるとメールの一斉配信ができます。
Saasと呼ばれるサービスなので、システム会社が提供する管理画面から色々な操作ができます。
ネットに繋がっているPCがあれば対応できるので、テレワークでも可能でしょう。
- メールマガジンの配信ができる
- ステップメールを使うことができる
- 登録フォームの埋め込みができる
- 読者の反応が測定できる
- 読者の反応によってシナリオを分岐できる
順番に見ていきましょう。
1.メールマガジンの配信ができる
大手インフラだと利用明細のついでに送ってきたりしますね。
中小企業やスモールビジネスだと会報誌の代わりや号外などに使っています。
「コミュニケーションはSNSが主流。メルマガはもう古い!」と言われることもありますが、あなたはどう思いますか?
私は3つの理由から、メルマガはまだまだいけると思っています。
ひとつ目の理由は効率的だから、手元に届きやすいから、売上に繋がりやすいからです。
メルマガは効率的
コミュニケーションという点ではメルマガもSNSも変わりはありません。
ただ、メルマガは専門的なノウハウを提供したり長文を届けるのに向いていますが、SNSは短文のコミュニケーションが向いています。
また、メルマガで使ったネタはブログなどで再利用できますが、SNSは旬のネタや目新しさがないとなかなか喜んでもらえないので再利用は難しいです。
そして、メルマガならある程度テクニックがあるのに対して、SNSだと運営者(中の人)のキャラによって当たりハズレがあるので再現するのが難しいです。
また、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)もチャット風の短文主体なので、やり取りが長くなります。
さらに、DMをくれたフォロワーさんへの返信も早めにやった方がいいので、なかなか手間が減りません。
というか、フォロワーが増えた時に手が回らなくなります…。
メルマガは手元に届きやすい
「メルマガは迷惑メールに振り分けられてるよ」という方もいるかもしれません。
私は登録の時にGoogleアカウントを使うことが多いので、読んでないメルマガは迷惑メールやプロモーションフォルダに振り分けられています。
ただ、面白かったり有用だと思ったメルマガはメインフォルダに届くように設定しています。
友人や読者さんに確認しても最初がステップメールで役に立った、あるいはメルマガの何通かが面白い内容だと読むようになるとのことでした。
最初に「有用な情報だ」と思ってもらえるような工夫をすれば、到達率が下がることは少ないでしょう。
またシステム側の問題で到達率が低くなってしまうこともあります。
共用サーバーを一緒に使っている利用者がスパム認定されてしまうと、とばっちりを受けてしまうこともあります。
共用サーバープランなら、自分にもメールを送って届くか確認しておきましょう
システム側の問題は、IPの変更や専用サーバーを契約すれば避けることはできます。
メルマガは売上に繋がりやすい
「この商品がいいよ」と宣伝されるよりも、「〇〇さんにこの商品はぴったりだと思う」と伝えられる方が響きますよね。
メルマガは登録してもらったデーターを文章に反映できるので、語り掛けることができます。
また、あらかじめ性別や年齢、住所などを登録しておけば、「東京在住の40代男性向けにセミナーを開催します」といったピンポイントな告知もできるようになります。
SNS広告だと似たようなターゲットを指定できますが、自分のフォロワーに投稿内容に応じた発信はできません。
また、SNSは情報収集やコミュニケーションの場という認識が強いせいで、宣伝ばっかりしていると嫌がられます。
SNSに広告を出すとしても、いかにも広告なバナーと、コミュニケーション風の広告っぽくないバナーを出稿すると、コミュニケーション風のバナーのクリック率の方が倍以上の数字になっています。
メルマガとSNSは似てるように見えて、性格が異なるツールです。
性格が異なるので、比べられないと言った方がいいかもしれません。
自社マーケティングの全体施策の中で、どういった役割を取らせるかを考えて使い分けるのが良いでしょう。
2.ステップメールを使うことができる
ステップメールは登録してくれたタイミングを起点に設定した内容を設定した順番(シナリオ)でメールを送れるシステムです。
読者との関係性を作ったり、メルマガの閲覧を継続してくれる率に大きく関わってきます。
中小企業やスモールビジネスがメールマーケティングで効率化しようと思ったら、ステップメールは必須です。
ステップメールは別記事で詳しく解説しています。
関連記事 ステップメールの特徴とシナリオ作成方法
3.登録フォームの埋め込みができる
登録用の入力ボックスをサイト内に設置することができる機能です。
この機能がないと登録の際にメール配信システム会社へ移動しなければならなくなります。
デザインが大きく変わると、不安になる方もいます。
登録率に関わってくるので、埋め込み機能もあった方がいいですね。
4.読者の反応が測定できる
「〇件メールを送ったら、×件注文がきた」という最終的な数字だけではなく、「〇件メールを送って、△件が記事内のURLをクリックして、×件注文がきた」という段階的な分析ができるようになります。
×件の注文数は、メールの内容がと移動先のページが影響しています。
どの工程が良かった(悪かった)のかを分析するのは、マーケティングの基本であり王道です。
テキストメールとHTMLメール
テキストメールは文字だけのメールですが、HTMLメールだとホームページのようなデザインをメールでそのまま送れます。
画像を配置することもできますし、動画を埋め込んで届けることもできます。
アパレルや美容院、コスメといったビジュアルが関係する業種であれば、必須な機能でしょう。
また、測定できる内容が異なります。
測定できること | テキストメール | HTMLメール |
---|---|---|
開封率 | × | 〇 |
精読率(閲覧時間) | × | 〇 |
クリック率 | 〇 | 〇 |
必須なのはクリック率の測定なので、テキストメールでも構いません。
より細かい分析がしたいならば、HTMLメールの方がいいかもしれません。
HTMLメールのデメリットは、テキストメールよりも受信者のデーター容量を多く使ってしまうことです。
この点からひと昔前のメガ時代だとユーザーに不評だったのですが、最近のギガ時代であれば大したデメリットにはなりません。
5.シナリオの分岐ができる
購入あるいは申込をしたのに、「もうご覧いただけましたか?」というメールが届いたら気分はよくないですよね。
読者の反応によって、お届けするメールの内容を変化(分岐)させることができるのがシナリオ分岐です。
クリックを契機に内容を枝分かれさせることができます。
例えば、読者に「よりご興味のあるジャンルはどれでしょうか?」というタイトルに下記のような選択肢を用意して
- ネット集客の基本的なノウハウを知りたい→初心者向けグループ
- ネット集客に必要なツールは揃ったから運用について知りたい→実践グループ
- ネット集客の最先端の技術や事例を知りたい→マーケッターグループ
クリック別のグループの興味に合わせた情報をお届けすれば、より喜んでもらえますよね。
通販をしている方であれば、非購入者・購入者・リピーター・常連さんといった仕分けも必要になってくるかもしれません。
メール配信システムを選ぶ基準
メールマーケティングにこだわるべき機能をまとめておきます。
◎は特にこだわった方がいい、〇は業種によってはこだわった方がいい、△はあった方がいいという見方です。
ご紹介するどのメール配信システムでも、メールマガジンの配信とターゲット配信は利用できるので割愛します。
メール配信システムの機能 | 必要度 |
---|---|
到達率が高い | ◎ |
ステップメールが使える | ◎ |
クリック率が測定できる | ◎ |
独自ドメインで送信できる | 〇 |
登録フォームが埋め込める | 〇 |
HTMLメールが送れる | 〇 |
シナリオ分岐ができる | △ |
メールで決済できる | △ |
機能紹介で触れなかった独自ドメインでのメール送信ですが、オプションになっている所があります。
オプションを選択しないと@kotouri.comではなく、メール配信システム会社のドメインでメールを送ることになります。
ブランド認知という点で考えるなら、独自ドメインで送信した方がいいので機能にいれておきました。
また、メールで決済できるシステムを提供している会社もあります。
移動先をランディングページにして申し込みを取るか、ネットショップの商品ページにすればカバーできるので、必須ではありません。
また、ステップメールはセールスを半自動化することを目的にしています。
メールマガジンでしばらくコミュニケーションをとって、どこかのタイミングで告知するといった手法を取りたい方はステップメールも必須ではありません。
シナリオを作るのって結構面倒ですからね。
おすすめのメール配信システム会社は?
システム提供会社には複数のプランがあります。
あなたが持っているメールアドレスの登録件数や配信件数、必要な機能によってプランが変わります。
登録数が2,000件程度だと初期費用が0円~1万円程度、月額費用が数千円発生するのが一般的です。
状況に応じて選んでみてください。
まだリストを持っていない方におすすめのメール配信システム
大抵のメール配信システム会社は7~30日程度の無料期間を設けています。
無料期間を超えると初期費用+月額課金が必要になるのですが、これからメールマーケティングに取り組みたいという方にとっては敷居が高いですよね。
一部の制限はあるのもの、無料で使える期間が30日よりも長期のシステム会社をご紹介します。
まずは、自分のサイトでメールアドレスを登録してもらえるかどうかを試してみたい。
メールマーケティングに慣れたいといった方におすすめです。
30日以上無料で使えるメール配信システム
どのシステムも有料プランが上位版があります。
無料の範囲を超えたら、別のシステム会社を検討するもよし、上位版へ切り替えるもよしです。
無料版のデメリットを青にしています。
機能 | める配くん | オレンジメール | MailChimp |
---|---|---|---|
登録件数 | 120件 | 100件 | 2,000件 |
送信件数 | 500件/月 | 100件/日 | 12,000件/月 |
ステップメール | △ | 〇 | × |
HTMLメール | 〇 | × | 〇 |
無料期間 | 無期限 | 6カ月 | 無期限 |
広告 | なし | あり | なし |
マニュアル | あり | あり | あり |
言語 | 日本語 | 日本語 | 英語 |
管理画面 | 古い | 古い | 新しい |
初心者には「める配くん」がおすすめです。
管理画面が古い、シナリオを登録フォームごとに作れないという不満点はあるものの、ステップメールが利用できて管理画面は日本語、広告が表示されずに完全無料で使えるのは大きいです。
[st_af name=”meruhai”]
オレンジメールの無料プランは、登録フォームにも「powerded by オレンジメール」を載せないといけない規約になっていますし、メールの文面にも結構なスペースをオレンジメールの広告が占めてしまいます。
ヘッダー(上部)とフッター(下部)に挿入されます。
せっかく自社のリストを獲得したのに、他のPRになってしまっては本末転倒です。
登録フォームやシナリオを複数作れるのはいいんですけどね…。
MailChimpはステップメールが無料だと使えないのと、管理画面もマニュアルも英語という点がネックです。
英語が得意でステップメールの必要がないなら、HTMLメールが使えて、登録リスト数に余裕があるMailChimpがいいでしょう。
ステップメールを使ってセールスを半自動化したいのであれば、[st_af name=”meruhai”]がいいでしょう。
配信件数無制限のメール配信システム
~2,000件、5,000件くらいで細かく設定している会社もあったのですが、登録件数を10,000件程度を想定しておすすめを選びます。
到達率やかゆいところに手が届く機能のあるメール配信システム会社なので、是非ご検討ください。
機能 | アスメル | MyASP | ブラストメール |
---|---|---|---|
プラン名 | – | パーソナルプラン | – |
初期費用 | 15,980円 | 0円 | 10,000円 |
月額費用 | 3,333円 | 6,600円 (年払いで6,000円/月) | 6,000円 |
シナリオ数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
シナリオ分岐 | 〇 | 〇 | × |
決済機能 | × | 〇 | × |
DKIM署名 | × | 〇 | 〇 |
HTMLメール | × | 〇 | 〇 |
LINE連携 | × | △ | × |
API提供 | × | × | 〇 |
アスメルのメリットは月額費用が安いという点のみです。
10,000件獲得している方は、リストの価値を十分に理解されてると思いますので、MyASP(マイスピー)かブラストメールかの実質二択です。
自社システムと連動させたい方はブラストメール、MyASP(マイスピー)は上位プラン(スタンダード 月額11,000円)になると、LINE連携の他に会員サイトや会員専用ページの作成機能も手に入ります。
MyASP(マイスピー)のスタンダードプランには、メールマーケティングに必要な機能は全て入っているといっても過言ではないと思います。
海外製のメール配信システムはどうなの?
海外産のメール配信システムは国内に比べて高品質で機能も豊富です。
SNSやモールとの連携ができたり、読者の行動を分析できるキットも充実、マーケティグオートメーションなどもあります。
一方で日本独自の機能(LINE連携や日本語化)がされていないことが大きな障壁になっています。
日本独自の機能が必要なく、英語に抵抗がないなら、MailChimpやConvertKitなどの海外製メール配信システムも視野に入れるのもいいかもしれません。
メール配信システムを使う時の注意点
最後にメール配信システムを使う際の注意点を挙げておきます。
- オプトインを取る
- 有益な情報を送る
オプトインを取る
一斉配信をする際は、必ず送信先の了承を取りましょう。これを「オプトイン」と言います。
名刺交換した人にメールマガジンを送るのは問題ありませんが、行動履歴を測定する場合はあらかじめオプトインを取っていなければ違法になります。
名刺交換した後は社内共有システムにデータを入れて、マーケティング部が勝手に送ってるという会社は多いと思います。しかし、「リテラシーの低い会社」という印象を持たれたら、迷惑メールに仕分けされてしまいます。
有益な情報を送る
宣伝のために使っている企業がとても多いですが、過度な宣伝はネガティブキャンペーンだと心得ましょう。
一斉配信とはいっても、重要な接点のひとつと捉えて、相手が読みたくなる内容を作りましょう。関係のない情報ばかり送るのもNGです。大まかでもいいので、配信先を興味や立場別に分けて送りましょう。
そのためには豊富なコンテンツが必要です。ブログやセミナー動画など、読み手が喜んでくれるコンテンツを作っていきましょう。
メール配信システムを使って成果を出そう!
BtoBの企業において、メールマーケティングは強力なツールになります。有益な情報を発信すれば、相手が必要になったタイミングで思い出してもらえるようになります。
顧客との関係を醸成するために定期的な接点を持ってみてはいかがでしょうか。