片岡です。9月は傾聴とマーケティングにどっぷり浸かった一か月でした。9月に読んだ本が1冊、聞いた本は8冊でした。ワークショップや合宿にも参加して、非常に楽しい時間を過ごしました。
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9月に読んだ本
仕事で必要な業界の本はパラ見しました。紹介できるほど読み込んでいないため、実質1冊です。
優れたリーダーはアドバイスしない

「すごい傾聴」などの著者でもある公認心理士の小倉広さんの著書です。アドラー心理学をベースにロジャーズのカウンセリングの技法を混ぜ込み、独自のスタイルで企業研修をしておられます。
部下に大事なプレゼンを任せた後、教示型、回避型、共創型のリーダーがフィードバックをします。それぞれの描写は漫画で描かれていますから、イメージが付きやすく、「あるある!」と思ってしまう時もありました。読み終わると「なぜアドバイスしてはいけないのか?」という理解と、「どれだけアドバイスしたい病」が蔓延しているかに気づけるようになりました。
自分なりの答えにたどり着くと「やったー」と嬉しさがあり、「やらなきゃ!」と使命感を抱くようになるので、実行のスピードも質も変わりますよね。「やらされ仕事」では決して生まれないアウトプットがでてきます。組織の一員である場合はもちろんですが、支援を仕事にしている方にも役立つ一冊だと思います。
9月に聞いた本
岳飛伝から離れて、他のタイトルを読んでいます。今月はマーケティングと傾聴やカウンセリング、対話関係の書籍を聞いています。たくさん聞いていくと共通点が浮かび上がってきますから、
ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術

傾聴の延長線上で出てくる対話の技術を学ぼうと思って視聴しました。対話の醍醐味は、自分には経験したことがない世界を味わうこと。味わうための手順として、メタ認知、評価判断の保留、傾聴、学習と変容、リアルタイムリフレクションを紹介してくれています。
メタ認知というのは、「なぜそう思うのか?」についてを認知の4点セットでメンタルモデルを把握すること。認知の4点セットというのは、意見、経験、感情、価値観という4点。黒猫を見て「かわいい」と思う人もいれば、「不吉だ…」と思う人もいますよね。同一の事象があったとしても、どういった感情を抱くかは経験によって作られた価値観が関わってきます。対話にも役立ちますし、自分の気持ちを整理するときにすごくいい手法だと思います。
腹が立った時やモヤモヤした気持ちを抱えている時などネガティブな気持ちを抱いたときに、認知の4点セットで自分を省みてみると気持ちが理解できて楽になりますよ。
また、対話が議論になってしまうのを避けるためには評価判断を保留するというのが有用です。自分の考えと違う人と話した際に、相手を否定したくなってしまうものです。否定したくなるのは、自分の大切な何かを守るため。でも、対話したからといって自分の意見を捨てたり、考え方を変える必要はないのです。論破したところで、敵が増えるだけですし建設的ではありません。
そして、傾聴は相手の世界を深く理解するのが目的です。なぜ、相手は〇〇という意見を持っているのか?について、どういった経験があり、どのような感情を抱いたのか、それによってどのような価値観が作られたのかを伺って、相手の世界を味わってみます。視点が広がりますから、自分の幅が広がりますよ。
傾聴と一緒に使われる言葉に「共感」があります。
私は共感を同調と勘違いしていたため、自分と考え方の違う人の話を聞くのに抵抗がありました。ただ、誤解が解けてからは、自分と遠い人の話の方が聞きたいと思えるようになりました。すごくよい影響をもらったと思っています。
傾聴の極意

カール・ロジャーズのカウンセリングの手法をベースに傾聴について指南してくれる本です。カウンセラーは「アドバイスや助言はしない」。相手に求められたとしても、セーフティーネットを張った上で謙虚に行うとしています。
なぜなら、困難な状況にあったとしても、相手にはよい方向に向かおうとする力があり、導くのではなく環境を整える方がよい方向に向かう可能性が高いからです。小さな行動をしてもらい、クライエントが自分を省みてもらえる時間を作ってもらったエピソードが印象に残りました。
相手が「いいね」と思っていないと実行してくれません。アドラーでは「馬を水飲み場まで連れて行くことはできても、馬に水を無理矢理飲ませることはできない」と紹介しています。支援者としては、ハードルを下げた宿題を出して「その気」にさせるのが腕の見せ所です。
山本五十六の「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ。」も同様のことを言っています。この名言には続きがあります。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」と3つの段落で構成されています。きっかけを作って納得してもらい、権限を委譲して人が育っていくのでしょうね。
すごい傾聴

Kindleで持っているのですが、オーディブルで見かけたので改めて試聴。部下と上司の会話ですべる傾聴とすごい傾聴を比較して見せてくれます。感情や価値観について聞き手が共感を示し、追体験してもらう。聞き手が鏡になって話し手に気づきを持ってもらいます。このスタイルは支援者として身に着けたいと思っています。
感情は喜び、悲しみ、怒り、驚き、恐れ、嫌悪などに大別されます。喜びにはバリエーションがたくさんあるものの、怒りや驚き、嫌悪にはあまりバリエーションがないんですよね。感情や価値観について頭に入れて、自分なりの表現ストックを作っていかないと。
価値観についてはPVCS(Personal Values Card Sort)という価値観の診断ツールなどがあります。パブリックドメインなのでどなたでも使えます。また、会社や企業についてはデビット・アーカーが提唱しているブランドパーソナリティを適応してもよいと思います。
プロカウンセラーの聞く技術

情報以外の助言は不要。流れに乗せて話してもらうというところが印象に残っています。尋ねたり、「でも」「だって」は流れをぶった切ると心得る。左脳を使ったレポートではなく、右脳優位の感情を聞けるようにあいづちを磨こうと思います。
BRANDブランド 「自分の価値」を見つける48の心得

元スターバックスジャパンのCEOが書いた本です。いかにスタバがすごいかを書いていましたが、カフェに行く習慣がないのであまりよくわからなかったというのが素直な感想です。
戦わずして売る技術

北の達人コーポレーション代表の木下さんの著書。競合を考える時の3つの視点や、ベネフィットについての3つの分類などWebマーケティングの手法が盛りだくさんの書籍でした。男性である私が女性用化粧品など自分ではわからない商品の広告を打つ時に何をすればよいかなども示してくれていたため、大変勉強になりました。
基本になる考え方はマーケティングの基本に基づいていいるものの、toC商材をインターネットで販売していて、実践知がふんだんに入っているので実務者も支援者も役立つ内容だと思います。
新100円のコーラを1,000円で売る方法

大ヒット作の理論を更新して作られた新作です。猪突猛進の真っすぐな主人公、苦労人な相棒、マーケティングに精通した支援者が傾きかけた会社を立て直すという物語です。
- ニーズではなくウォンツに着目する
- 成功の条件は「お客の行動が変わること」
- 表面的な模倣は失敗につながる
という3点が学びになりました。理論を事例で補完しながら解説してくれるので非常に読みやすく、初心者にぴったりな一冊だと思います。
支援者としては、「評論家にならない」という部分が印象に残りました。知識があっても相手によい変化を提供できないなら意味がないですもんね。
世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

1000円のコーラの著者が書いていたので、読んでみようかということで試聴。良書が紹介されており、積読のタイトルが紹介されることも多く、読まないとなーと思いました。ビジョナリーカンパニーや影響力の武器なども紹介されていました。オーディブルに収録されていないタイトルが結構あったので、そろそろ紙の比率を高める時期がきたのかもしれない。
9月の活動
ローカルベンチマークから現在価値ストーリーへ

8月に実施した2回のローカルベンチマークワークショップの内容を元に、現在価値ストーリーの作成をサポートしました。
- 商品・サービスはどういった仕組み・仕掛けで提供できるのか
- 仕組みや仕掛けを支える取り組みや活動は何か
- なぜ、そんな取り組みや活動をしているのか?
- 理念や風土の根っこになっている想いは何か?
- 商品・サービスが顧客に提供している価値は何か?
- 顧客からはどういった価値を提供してもらっているか?
商品やサービスを起点にいったん理念や風土、想いまでさかのぼり、商品・サービスの価値と顧客からもらっている価値までを言語化します。最後にそれぞれのつながりと循環を可視化して「自社らしさ」のストーリーを紡ぎます。ご協力いただいた企業様、一緒に取り組んでくれた仲間のみなさま、ありがとうございました!
組織開発研究会の合宿に参加

中小企業診断士協会では組織開発研究会に所属してまして、9月末に1泊2日で合宿がありました。参加人数は30名超。一日目は頭を使ったワーク。宿泊したホテルの運営をするという仮のお題でプレゼンをしました。

2日目はモルックという木の棒を投げて木の杭を倒すというゲームをしました。ゲームに必要な動きやルールは単純で身体的な能力差も生まれないため、老若男女楽しめるゲームでした。1チーム5人で6チームの総当たり戦。盛り上がったし楽しかったです。所属したチームは3位でした。
合宿を運営いただいたチームのみなさま、ご一緒できた研究会のみなさま、ありがとうございました!
メディアの運営も続いています
毎週日曜にお店を追加しています。インスタグラムはリールが非フォロワー向け、投稿はフォロワー向けのアルゴリズムだそうな。新しいフォロワーを獲得しようと思ったら、リールを10本くらい投稿すると変化が出てくるとのこと。
ちょっと頑張ってみましょうかね。xは集まる気がしないのでやめましたw
今月も読んでいただいてありがとうございました。

