3月に読んだ本

3月に読んだ本サムネイル
片岡浩二
代表取締役 / 中小企業診断士
大阪在住のWebに強い中小企業診断士。BtoBの中小企業向けにWebマーケティングと広報の代行・インハウス支援をしています。情報処理技術者試験(ITストラテジスト、プロジェクトマネージャー、応用情報技術者など)合格、SEO検定1級・2級など保有。公益財団法人大阪産業局メビックコーディネーター(2023年~)登録専門家(WEB活用・システム運用:2025年~)。愛媛県出身。趣味は自転車、カメラ、食べ歩き。お仕事のご相談はお気軽にどうぞ。

3月に読んだ本は7冊、聞いた本は8冊でした。読む読書と聞く読書の住み分けができてきました。図解や深い思考が必要な場合は読むほうがよく、ストーリーや自分の詳しい範囲であれば聞くので十分かと思います。

今回から紹介文だけではなく、自分なりのまとめも掲載するようにしています。ネタバレが嫌な方は書評の部分をクリックしないでくださいね。

本ページはプロモーションが含まれています。

目次

3月に読んだ本

オーディブルで試しに聞いてみて「面白い!」となった書籍や「耳だけじゃ無理だな(図がたくさん入っている本)」を買うようになりました。

AIに選ばれ、ファンに愛される

AIに選ばれファンに愛される。

ファンベースなどの書籍も出しているコミュニケーションディレクター佐藤尚之氏、さとなおさんの書籍。AI時代の最高に賢い生活者の行動がどのように変化するのか、そして私たちは何をするべきなのかを示してくれています。
特に巻末にある6つのエピソードは「シミュレーション」として紹介されていましたが、近い将来についての啓示のように感じました。

個人的なまとめ

toからwithへ、世界一賢い生活者、TRUST、SENSE、FANBASEとフレームワークを提示してくれたのも覚えやすく今後に使えそう。UGCをいかにして生み出すか?これは、感動に他ならないと思う。

知識に比例してファン度は上がっていくし、コモディティ化してしまったモノやサービスの中では機能価値よりも情緒価値の方が大切になる。

ストーリーよりもナラティブという考え方も素晴らしいと思う。とってつけたような「きれいな話」よりも、下手くそでもモノホンのパワーはすごいですもんね。上手に話せなくてもいい。率直で誠実な語りのほうが信頼されるようになるのかもしれません。

AmazonでAIに選ばれ、ファンに愛されるを購入する

経営コンサルタント入門

経営コンサルタント入門

タナベ経営の創業者である田辺昇一さんの著書。2月にプロコン道場というものを受けました。講師の一人がタナベ経営出身で書籍を紹介してくださったので購入。個人のブランディングのために書かれた書籍なのでしょうが、非常に勉強になりました。

個人的なまとめ

判断を売れ

  • 判断は実証的な裏付けをもち、すでに実験済みの原則による知恵でなければならない
  • 診断と指導があり、診断にはモノサシが必要。
  • 業種や規模を絞ってこなしていけば、原理原則が見えてくる。
  • 固有の手法で提供せよ
  • 雑談すると話が面白く、しかも儲かると思ってもらえたら成功
  • 集中的に、合理的に、徹底的に取り組め
  • 学者の理論と実践を通じて別のテキストをつくる
  • 固有の問題を発見し、問題を解決するための固有のプロジェクトを組み、固有の方法をいつ、どこから手を付けるか手順を提示する。
  • 効果の確かな方法を、相手のレベルに応じて、大事なことから順に優先順位を決めて飲み込ませることが重要
  • 小学校の先生は訓導、中学校では教諭、大学では教授とレベルによって教える内容や教え方が異なる。
  • 事業経営は60点取れば合格といったような資格試験ではなく、ライバルより1点でも多く取ったほうが勝つ競争試験である。

できることを提案する、具体的に示す、どこから手を付けるか解決の手順を明らかに示す。
合理化を進める順序とスピードが的確でなければ、固有の方法を提示しても効果が出ない可能性がある。
診断と処方が的確でも、用法容量が適切でなければ身体を壊す可能性があるから。

レポートは誰が見てもわかる平易な表現にまとめる。
売り掛け過大病などの身近な俗語を使った造語や比喩などを使って理解を深め、印象を強め、記憶してもらう

  • 結論を先に書く
  • 結論を一言に集約する
  • 要点は必ず箇条書きにする
  • 全体として相手に対して経緯を失わないことと、双方の権威や自尊心を尊重する

売上は先行指標、利益は同時指標、資金繰りは遅行指標

数字は握る、まとめる、利用する
握り、まとめて、利用する

  • 企業ドクターであって、個人のドクターではない
  • 説得の最上の技術は当方の意見を「自分の自発的な意見」と思いこませること
  • 合理的な脅迫
  • 具体的なデータを挙げて、実証的に説得しつつ、実行しなかった場合にどうなるかをイメージさせる

財務3表一体理解法

財務3表一体理解法

財務の勉強をしよう!と思ってオーディブルで聞いた際にPLやBSが出てきて挫折したので紙で購入しました。決算書を作ることが目的ではなく、読むことが目的の人にはものすごくいい書籍だと思います。企業活動がどのように決算書に反映されているのか、BSとPL、CSの関係性が理解できるようになります。

個人的なまとめ

BSはバランスシートではなく財産の残高一覧表であるという主張が目からウロコでした。PLの利益とBSの利益剰余金は一致、BSの資産の部の現金と収支計算書(現金の出入り)の残高は一致、ただし収支計算書の残高とPLの利益は一致しない。

決算書の全体像がつかめて、かつキャッシュフローをとらえることが支援においては非常に重要な要因になると感じました。もっと慣れないといけないなと思います。

Amazonで財務3表一体理解法を購入する

「買いたい!」のスイッチを押す方法

買いたいのスイッチを押す方法表紙

ワクワク系マーケティングを提唱する小阪裕司さんの書籍です。
脳科学を元に展開されており、書籍を読んでいるとワークショップや講演を受けている気分になれます。「買いたいかどうか」「買えるかどうか」といった2つのハードルを越えるための方法や、最初のハードルを越えてもらうためのカギについてのヒントがもらえます。

個人的なまとめ(ネタバレが嫌な方は見ないでね)

徹底した顧客理解と行動分析を行って、カギとなる行動(キービヘイビア)を見つけ、行動を喚起するための動機をつくってあげる。動機となるのは「いいね」と思える未来の自分がイメージできること。ヘビーユーザーや熱心なファンなど誰よりも楽しんでいる人がいる場所に招待するというのも効果がある。これは「ミラーニューロン」という脳神経が影響しているから。悲しんでいる人を見て悲しい気持ちになったり、笑っている赤ちゃんを見て笑顔になるようなもの。いわゆる共感性と呼ばれるものと考えられる。

Webサイトに置き換えるならば、営業面においては事例紹介やお客様の声といったコンテンツが該当する。採用面においては社員インタビューや社員の一日などのコンテンツが該当する。核になるのは「情報の量と質」だと思う。顔出ししていないブロガーよりもYoutuberのほうが親近感を持たれやすいのは、テキストデータよりも肉声などの音声データや、動画などの方がより多くの情報を持っているからと推察できる。

楽しんでいる人やコミュニティに人が集まるのは、その場所で楽しそうにしている自分をイメージするからでしょう。サービスを提供しているのであれば、ヘビーユーザーたちが集まるイベントなどを開催して、その様子を限定公開コンテンツにするのがいいでしょう。輪に加わりたい人たちが手を挙げてくれるようになるはずです。

Amazonで「買いたい!」のスイッチを押す方法を購入する

またあなたから買いたい!

またあなたから買いたい!表紙

齋藤泉さんは山形新幹線のカリスマ新幹線アテンダントです。3時間半で平均7万円程度の売上の中で26万円を売り上げたり、満員でも400人しか乗れない新幹線で187個の弁当を売るなどの実績をお持ちの「パート」さんです。売れなかった弁当をリブランディングして販売実績を500個から7,000個まで引き上げたりしています。

これまで存じ上げなかったのですが、とある公務の面談時にお名前を伺って興味を持ったので購入しました。なぜ3倍以上のパフォーマンスが出せるのかについて言語化してくれています。販売業はもちろん、人と携わる仕事であればよい学びが得られると思います。

個人的なまとめ

齋藤さんはなぜ売れるのか?についての理由をひとことで言えば、「徹底したお客様本位の考え方とプロ意識」に尽きるでしょう。

ワゴンをひとつのお店として捉えて、ご自身が店主としてどのようなサービスができるのか?を突き詰める。ワゴンの中身を当日の変数(乗客の構成、気温、イベントなど)によって仮説を立てて組み換えているなどは、まさに一国一城の主です。根っこになっているのは「お客様に喜んでもらいたい」という純粋な思いだそうな。どひゃー。

印象に残ったフレーズを挙げると

  • 整理整頓されていて清潔で見た目が美しいお店は商品も魅力的に感じる
  • 自分の取り扱っている商品については中身や味はもちろん、その他の情報においても一通り押さえておくのは当然
  • まずは気づいてもらうこと、見せて、聞かせて、いろいろな感覚から情報を伝える。欲しくなるにはそこから人それぞれに段階がある。
  • やる気を引き出すには感情ではなく行動に着目して変えていくのが効果的。
  • 基本ができていない人を引き上げるのは比較的簡単。

など、店づくりやプロとしての心構え、顧客の購買心理や組織開発やマネジメントについても展開してくれています。具体的なエピソードなども載っているので、よかったら読んでみてください。

Amazonでまたあなたから買いたい!を購入する

熱狂的ファンのつくり方

熱狂的ファンのつくり方

以前、星野リゾートの推薦図書というまとめをTogetterで見ていて、書店で帯を見て購入。本編は熱狂的ファンを生み出す3つの秘訣をストーリーで伝えてくれます。監訳者である星野佳路さんの解説が理解を深めてくれます。著者であるケン・ブランチャード氏は「新 1分間マネジャー 部下を成長させる3つの秘訣」や「社員の力で最高のチームをつくる 新版 1分間エンパワーメント」など組織づくりの書籍を多数出版しており、こちらも読んでみようと思いました。

個人的なまとめ

ビジョンを描き、顧客ニーズを知り、少しずつ進化させていくというシンプルだけど真理は、自分のサービスを見直すきっかけになるし、創業支援のセミナーなどでも使える内容です。顧客は本心と違うことを言う、「問題ない」や「沈黙」は満足ではないという前提に立ってヒアリングすると、より深い部分をくみ取れるのではないか。

ルールとシステムの違いについても心に残った。ルールは人をロボットにするが、システムは人間らしい働き方が提供できるようになる。なぜなら、ルールは定められた手順や決まりを守ることが目的だけど、システムは望ましい結果を出すことが目的になるからだ。つまり、ルールは「これをやってはいけない」と行動を縛るものだからネガティブ、システムは「こうすればよりよい結果が出るよ」というガイドラインだからポジティブなものである。

ルールは従業員の安全や法令順守のために作るもので、システムは結果を出すために作るもの。結果とはお客さんが抱く期待であり、感動であり、熱狂的なファンづくりである。

Amazonで熱狂的ファンのつくり方を購入する

1分間リーダーシップ

1分間リーダーシップ

熱狂的ファンのつくり方を読んで著者であるケン・ブランチャードさんつながりで購入。こちらも小説で、とある女性企業家が「献身的で懸命に働いてくれる部下がいない」という嘆きから始まります。万能なリーダシップなどはなく、部下の状況に応じて使い分けるのがよいと教えてくれます。「平等でないものを平等に扱うほど不平等なものはない」という言葉は非常に印象に残りました。

個人的なまとめ

リーダーシップをS1~S4の指示型、コーチ型、援助型、委任型という4つ、部下の発達段階をD1~D4に分類してそれぞれの状況に合わせてマッチさせていくという考え方は「確かに」と膝を打つ内容でした。発達段階は能力適性とやる気の組み合わせで分類されます。

国語は得意だからやってて楽しいけど、数学は苦手だからやっててつまらない。こういった生徒を同じように指導するのでしょうか。というたとえ話を聞くと、腹落ちするのではないでしょうか。

営業は得意だから元気に飛び出していくけど、事務は苦手だから交通費精算や日報は書かないみたいな部下がいるとしたら、営業についての指導と事務仕事についての指導は異なる手法でやる必要があるわけです。
最初は委任していたとしても、達成ができないのであれば援助型、コーチ型、指示型と変更していく。最初は箸の上げ下ろしまで細かく指示していたけど、発達に従ってコーチ型、援助型、委任型と変化させていく。支援者は柔軟にスタイルを変化させつつ、発達段階を的確にとらえていく「目」を鍛える必要がありそうです。面白かったですよ。

Amazonで1分間リーダーシップを購入する

ウェブセールスライティング修得ハンドブック

ウェブセールスライティング習得ハンドブック

ダイレクト出版の寺本隆裕さんの書籍。海外のノウハウをそのまま邦訳したであろう部分も多々見受けられるものの、基本となるスキルについて解説してくれているため良書だと思います。セールスレターについての書き方ですが、ランディングページにもなりますし、ダイレクトメールに展開することもできます。ECサイトを持っている会社であれば担当には読ませるべきだと思います。

個人的なまとめ

SUCCRSS、PPC、BDFといったフレームワークはセミナーなどで使えそう。ビッグアイデアとオファーから考えて、ヘッドライン、オープニング、ブレッド、証拠と並べるのは購買心理を捉えているし、一生使えるスキルだと思う。自分の技術を売るのでもいいけど、この技術を使って実際にモノを売ってみたいなーと思いました。

Amazonでウェブセールスライティング修得ハンドブックを購入する

3月に聞いた本

移動時間や気分転換に使ってます。すっかり水滸伝にハマってしまって、電車を徒歩に切り替える場合もしばしばあります。

オーディブルの無料体験

カフスタイプのイヤホン

水滸伝2~8

とにかく熱い。梁山泊と官軍の直接的なぶつかり合いがはじまって、主要キャラが入れ替わっていく。丁寧な描写をされると、大体いなくなってしまうので「まさか…」と思ってしまうほど。人には色々な強さがあるし、適正も違うのだと感じます。

オーディブルの無料体験

頭のいい人が話す前に考えていること

頭のいい人が話す前に考えていること

「ちゃんと考える」の”ちゃんと”って何だ!?を解説している書籍です。著者はデロイトトーマツコンサルティングで12年間働いて2013年に独立した経営コンサルタントの安達さん。対話と傾聴についての心構えとテクニックを紹介してくれています。

個人的なまとめ

紹介してくれた構造化質問が印象に残りました。構造化質問というのは、①過去について、②その時の状況について、③どういった行動を取ったのか、④どんな成果が得られたのか、⑤仮定の質問をするという5つの質問で相手の話を掘り下げるテクニックです。

交流会で使ったのは

  1. 現在の仕事はいつからしているのですか
  2. どういったきっかけで始めたのですか
  3. 技術を身に着けるのにどのように打ち込んだんでしょうか、大切にしていることは?
  4. 成果や思い出・エピソードなど
  5. 今後の展望について

で掘り下げていきます。相手の感情や考え方について伺えますし、趣味や資格、名刺に意外な項目が載せてあれば、そこを中心に展開すると話が盛り上がります。取り調べにならないようにするには慣れが必要かもしれませんが、意識するだけで結構変わります。

Amazonで頭のいい人が話す前に考えていることを購入する

3月に参加したイベント

今月も色々なイベントに参加できました。

写真展と美術展

大阪市立美術館

クリエイティブネットワークセンター大阪メビックの仲間が写真サークルの世話人をしていて、大阪市立美術館で写真展をしていたので来訪。イタリアの展示をしていた時に来たかったのですが、チケットが売り切れていたので延び延びになっていました。写真も花鳥風月や祈りをテーマにしており、素敵な展示でした。

松ボックリゴジラ

同じ時期に向かい側で開催されていた展示会は思わずパシャリ。

印象に残った絵

アートは写真よりも凹凸のある絵画や造形物、インスタレーションのような体感できるほうが好みのようです。

ビリケンクリエイターズオーサカ

ビリケンクリエイターズオーサカ

ビリケンクリエイターズオーサカはアメリカ生まれのビリケンさんのIPを持っている田村駒さんで毎年開催されています。こちらも友人・知人のグラフィックデザイナーやイラストレーターなどが出展していたので訪問しました。プレで品評されて評価されたものはOMO7やNANKAIなどでも展示されるそうですよ。

わたしのマチオモイ帖展-母を編む

わたしのマチオモイ帖展母を編む

マチオモイ帖は、自分の住んだことのあるマチや故郷などをクリエイターが紹介する取り組みです。ポストカードや手紙、冊子や映像など様々な手法で表現されていて想いを形にしています。

2,000を超える作品があるため、すべてを見るには時間が足らなかったのですが、知人の作品や自分との関わりが深い地域については目を通しました。来年あたりにつくってみましょうかね。

JISTA関西3月定例会

JISTA3月定例会

JISTA関西というコミュニティの定例会の写真です。JISTAとはITストラテジストを持っているor取りたいと思っている人たちの集まりで1,000人超の会員がおられます。ITストラテジストというのはITの国家試験(情報処理試験)のひとつです。Web屋というよりも企業のIT担当や関連職種の人が大半ですが、学ぶ意欲の高い人が多いのでよい刺激をもらっています。

大阪中小企業診断士協会3月木曜交流会

大阪診断士協会木曜交流会

最後は大阪府中小企業診断士協会の定例会です。曜日別交流会というもので、新米の私が幹事をやっています。研究会や勉強会に比べてゆるーいつながりで大先輩たちとお話ができる、ありがたい機会です。次回の4月の会で2025年度は終わりになります。来年も参加してみましょうかね。

KNS第85回定例会in流通科学大学

関西ネットワークシステム、通称 K:必ず、N:飲んで、S:騒ぐ会の定例会に参加してきました。産官学民連携はネットワークからはじまるというコンセプトで20年以上続いている任意団体です。

本番の交流会には200名ほど集まり、盛会となりました。プレゼン大会も面白かったですよ。

メディアの運営も続いています

サイト名を「今日もごちそうさま」から「実録!茶色メシ」に改名しました。毎週日曜にお店を追加しています。3月は岡山グルメについて紹介しますよ。よかったらご覧ください。

今日もごちそうさま

お腹にも財布にも嬉しい「食」メディア

読んでいただいてありがとうございました。

3月に読んだ本サムネイル

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事が役に立ったらシェア!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次