今月は4冊。空いた時間や移動時間を使って文庫本を読むのが中心でした。試験勉強の疲れを活字で癒すって感じでした。試験が終わったら新規コンテンツを作ろうと考えているため、ストーリーや考え方についての本です。
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不思議の国のアリス
持ってて読んでなかったシリーズです。皆川亮二さんのARMSや今際の国のアリスなど様々な漫画のモチーフになっているので、さぞ面白いだろうと思っていました。しかし、読んでみると面白くないんですよね。表現は陳腐だし、キャラクターの描写も雑。主人公のアリスは子どもということを差し引いても自分勝手で短絡的です。なぜ名作のオリジンになりえたのかが全く理解できませんでした。
続編である鏡の国のアリスを読んだら腑に落ちるのでしょうか。暇ができたらチャレンジしてみます。
思考の整理学
「東大・京大で最も売れた本!」という帯で学生時代に買った本。エッセイ的に書かれているため、とても読みやすくスッと頭に入ってきます。何回読んでも名著だと思います。読み返していると引っ掛かるポイントが変わりますね。今回で最も心に残ったのは、「自分で翔べない人間はコンピューターに仕事を奪われる」という一節。
1986年(出版された時期)はコンピュータで、現在は「AIに仕事を奪われる」なんていってます。仕事を奪われないためのキーワードは「創造性」。創造性をはぐくむためには「知識」と発酵させるための「醸成」が必要。理屈とテクニックを教えてくれるため、実践できる一冊ですよ。おすすめ。
魍魎の匣
京極夏彦さんの2作品目。1,060ページあって直立するレンガ本です。2/3程度、他の文庫本でいうなら2冊程度進んだら、ようやく主要人物が出揃います。起承転結といえばそれまでなんだけど、すごいなーという感想しかないです。ボタンの掛け違いをこれだけ膨らませることができるんだから、読後のすっきり感は素晴らしいです。
ちなみに、文庫本とは言っても持ち歩きには向いてないです。
新しい広報の教科書
元記者で現在ライター兼PRプランナーの知人から面白いとおすすめしてもらったので購入。元ぐるなびの広報である栗田氏の著書です。連携の大切さやコネづくりの方法、情報の出し方など広報脳を鍛えてくれる良書です。読んだおかげで視野が広がりました。
PRを生業にしている人はもちろん、企業内の広報に特に役立つでしょう。「なぜ現場の協力が得られないのか?」「取り上げてもらえるプレスリリースを書くにはどうすればいいのか?」「記者から頼られる存在になるには?」などエッセンスが詰まっています。
あとがき
2つのコンテンツをtoC向けで考えています。Webマーケティング関連と趣味に特化したもの。前者はプラットフォームと提供形式を、後者はコンセプトやメディアポリシーで悩んでいます。原典になるような小説や、ベストセラー作家の書籍を読んだのも、toC向けのコンテンツを作るためです。
10/27が中小企業診断士の二次試験。これが終われば時間が作れるはずなので、年内に大枠を作っておきたいところです。またご報告しますね。読んでいただいてありがとうございました。