Webサイトはユーザーが検索しない限り、目に触れることがない待ちのメディアです。
そのため、ターゲットに設定するのは、ある程度インターネットが身近で検索する可能性のある人を対象にしなければなりません。
また、ユーザーは自分に関係のある内容しか調べません。
今回はターゲットを決める方法とその効果をご紹介します。
Webサイトは3秒で判断される

複数のサイトがある中で、ユーザーは自分にとって有益かどうかを3秒で判断しています。
有益でなさそうならば戻るボタンを押して、他のサイトへ旅立って戻ってはきません。
そのため、「あなたのために存在しているサイトですよ」ということを示す必要が出てきます。
この「あなた」がターゲットです。
ターゲットは絞り込む

千客万来で大量のお客様が来てくれるのが最も望ましいですが、「あなたのために」を感じられないサイトは見てくれないので、できる限り絞り込むのが望ましいです。
1.「40代」よりも「40代の男性」
2.「40代の男性」よりも「妻子ありの40代男性」
3.「妻子ありの40代男性」よりも「妻子ありの40代男性で中小企業に勤務、エンジニアで週休2日、休日は家族サービスをして、帰宅後2時間ほどネットサーフィンをする」
といった具合に、年齢や性別と言った詳しいユーザー属性、引っ越しや結婚などのライフイベント、興味を持っていることや趣味、行動パターンを加えて絞り込んでいきましょう。
こんな人いるなーといった風に想像できるようになるのがベストです。
この絞り込んだターゲット像をペルソナと呼びます。
ペルソナを作る事のメリット
- 制作側の認識のズレがなくなる。
- ターゲットの気持ちを想像しやすくなる。
- 調査についての無駄がなくなる。
といったメリットが挙げられます。
「40代の男性」と言っても、それぞれが想像する40代男性はバラバラですし、男性の趣味嗜好も異なる解釈になります。
「妻子ありの40代男性で中小企業に勤務、エンジニアで週休2日、休日は家族サービスをして、帰宅後2時間ほどネットサーフィンをする。」というペルソナですと、40代の男性というペルソナよりも認識のズレは少なくなります。
準備の段階でズレを少なくしておかないと、制作の際に大きなズレになり、大幅な修正が発生することになります。
ターゲットのためのサイトを作る

自社の商品・サービスの価値を最も分かってくれるユーザー、または分かって欲しいユーザーのペルソナを作成して、そのユーザーに対して他人事ではなく、自分事になってくれるようなメッセージやデザインを盛り込むのが良いサイトです。
ターゲットが自分事になるメッセージ・デザイン

設定したペルソナが潜在的に求めている事について言葉にしている、使いやすい、親しみを感じるデザインなど「自分のことを分かってくれてる」と感じさせることができればユーザーは無意識的に役に立つサイトだと感じてサイトの中身を見てくれるようになります。
まとめ
- ターゲットは絞り込む
- 絞り込んだターゲット像をペルソナと呼ぶ
- ペルソナを作ると制作側の認識ズレが減る
- ターゲットの感情を理解してサイト制作を実施すると良いサイトになる
イメージのズレがなくなればコミュニケーションのズレで生まれるストレスも少なくなりますし、失敗したとしても原因を探ることが簡単になります。
ターゲットにペルソナを設定していいサイトを作りましょう。
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